消化器科、内分泌科、腎臓内科– category –
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画像問題が苦手な方へ。画像問題を解くための正しい3つのステップ。【107A39】
コウメイ:読者の方より「画像問題」について質問をいただいたので回答します。 読者からの質問 画像問題がどうしても苦手です。特に病理画像の問題がさっぱり分かりません。画像問題、特に病理学はどのように勉強したらよろしいのでしょうか? 【1)ダメ... -
くる病と骨軟化症との違い【103G56】【98D52】
コウメイ:今回はくる病について解説していきます。まずは問題を2問見てみましょう。 【1)骨の原料:Ⅰ型コラーゲン、Ca、P】 くる病について説明する前に骨の原料について説明します。骨はⅠ型コラーゲンが骨格で、そこにCa、Pが結合したものです。 骨の... -
十二指腸潰瘍穿孔(消化管穿孔)で造影剤は使用してよいのか?【103I16】
コウメイ:「穿孔に造影剤は禁忌」と思っている方が多いのですが、本当にそうでしょうか。短絡的にではなくきちんと考えてみましょう。 まずは国試の過去問を見てみます。 【1)造影CTの造影剤は消化管から漏れる?】 「たしか穿孔のときは造影は禁忌... -
Fanconi症候群の所見の覚え方 〜病態を考えると楽〜【107D4】
コウメイ:今回はFanconi症候群について勉強していきます。 【1)所見の丸暗記ではなく病態を理解しよう】 病気の所見を覚えるときに以下のような丸暗記はダメです。 Fanconi症候群に見られないのは高リン血症Fanconi症候群に見られないのは高リン血症Fanc... -
【文字だけでな画像も確認しよう】糖尿病の合併症 〜Charcot関節、浮腫性硬化症、Dupuytren拘縮〜【107A6】
コウメイ(@kokusigokaku):今までブログで何度も説明しましたが、所見は文字だけ覚えても意味がありません。きちんと実物を確認するようにしましょう。例えば次のような問題です。 第107回医師国家試験A6 糖尿病の合併症でないのはどれか。 足趾壊疽 尋常... -
慢性膵炎で外分泌機能が低下するのに血清アミラーゼ値が上がる理由
コウメイ(@kokusigokaku):読者の方から慢性膵炎について質問をいただいたので回答します。まずは質問を見てみましょう。 読者からの質問 慢性膵炎について質問です。イヤーノートに血清アミラーゼ・リパーゼ上昇とありました。慢性膵炎では外分泌機能は低... -
褐色細胞腫の症状に起立性低血圧があるがαブロッカーを使用してよいのか?
コウメイ:読者の方から褐色細胞腫の治療について質問をいただいたので回答します。 読者からの質問 血管が拡張してしまうので、起立性低血圧にαブロッカーは使わないと習いました。しかし褐色細胞腫の治療はβブロッカー単独投与は禁忌でαブロッカーを併用... -
急性膵炎で中性脂肪(TG)が上がる理由
コウメイ(@kokusigokaku):読者の方から急性膵炎について質問をいただきました。急性膵炎ではなぜ中性脂肪は上がるのでしょうか?まずは質問を見てみましょう。 読者からの質問 急性膵炎で中性脂肪(TG)が上昇する機序が納得できません。ネット講座のテキス... -
肝性脳症で血中の胆汁酸が増える理由【87A56】
コウメイ:読者の方から肝性脳症について質問をいただきました。まずは質問の元になった問題を見てみましょう。 医師国家試験87A56 肝性脳症で血中に増加するのはどれか。2つ選べ。 a 胆汁酸b メルカプタンc コリンエステラーゼd フィブリノゲンe ロイシン... -
糖尿病で血中の中性脂肪が高値になるなる理由
コウメイ(@kokusigokaku): 読者の方から「糖尿病でなぜ高脂血症になるか?」との質問をいただきましたので解説していきます。まずは質問を見てみましょう。 読者からの質問 ネット講座で「糖尿病ではグルコースを細胞の中にとりこむことができないので、...