糖尿病の合併症:文字だけ覚えてもしょうがない

最終確認日:2017/07/25 最終更新日:2017/07/25

コウメイ:今までブログで何度も説明しましたが、所見は文字だけ覚えても意味がありません。きちんと実物を確認するようにしましょう。例えば次のような問題です。

第107回医師国家試験A6

糖尿病の合併症でないのはどれか。

  1. 足趾壊疽
  2. 尋常性痤瘡
  3. Charcot関節
  4. 浮腫性硬化症
  5. Dupuytren拘縮

正解:b

 

学生C:糖尿病の合併は

足趾壊疽、Charcot関節、浮腫性硬化、Dupuytren拘縮
足趾壊疽、Charcot関節、浮腫性硬化、Dupuytren拘縮
足趾壊疽、Charcot関節、浮腫性硬化、Dupuytren拘縮

はぁ、疲れた。

 

コウメイ:そんな呪文のように唱えてどうするんですか。Charcot関節って何か知ってるんですか?

 

学生C:糖尿病の慢性合併症です!!

 

コウメイ:・・・マジか。そんな理解では意味がありません。きちんと実物を確認しましょう。

 

Charcot関節

糖尿病が進むとあまり痛みを感じなくなります。人は痛みを感じると体勢を変えますが、本患者ではそれをしません。そのため関節が破壊され変形が起こります。と言っても分かりにくいので実際の写真を見てみましょう。
糖尿病ネットワーク

 

浮腫性硬化症

首周りが腫脹します。脚だと思っていませんでした?こちらのP66がそうです。
糖尿病の慢性合併症

 

Dupuytren拘縮

手の内側に線維化が起こり、指が伸ばしにくくなります。先ほどのPDFのP67がそうです。

ちなみに尋常性痤瘡とは“にきび”のことです。糖尿病があるからといってにきびができやすいわけではありません。

 

このようにきちんと画像で確認することが大切です。大変ですが毎日続けていきましょう。今回は以上で終わりです。お疲れ様でした(^_^)