直近の過去問を国試直前に解くのは遅い

コウメイ:皆さんは直近の過去問(過去3年分は必須、可能なら10年分)をいつやりますか?

  • もうやっている
  • 本番が近くなったら

大きくこの2通りに分かれると思います。 どちらがいいのか考えていきます。

目次

1)早めに解くのがオススメ

結論から言うと、できるだけ早めに過去問を解くことをオススメします。早めに過去問をみて、どんなことを勉強すればよいか方向性を立ててから勉強するのが効率がいいです。

おそらく、大学の進級試験ではまず過去問を集めることから試験勉強をスタートしたひとが多いのではないでしょうか。国試もそれと同じです。

2)国試直前に過去問を解くとどうなる?

「でも、国試の直前に直近の過去問を解いてどの位解けるか試したほうがいいんじゃないですか?」

おそらく過去問を直近にやろうと考えているひとはこのように考えていると思います。ただ、あまりメリットはないです。 その理由を説明しますね。

【過去問が全て解けた場合】
文句なしです。

【過去問が9割解けた場合】
直近の過去問は9割解けてもダメです。全て解ける必要があります。残り1割を試験本番までの残り少ない日で勉強しなければなりません。間に合うでしょうか?

【過去問が7割解けた場合】
合格基準より上だからといって喜んでいてはいけません。先程も説明した通り、直近の過去問は全て理解している必要があります。残り3割を試験本番までの残り少ない日程で勉強しなければなりません。全然間に合いません!!

というわけで、直近の過去問はたった今から始めましょう

3)国試直前期の力試しはどうする?

実力が気になるなら模試を受けるのがいいです。ただ、模試も国試直前期だけ受けるのは意味がありません。これは先ほどと同じ理由です。順位が良かったら問題ありませんが、悪かったらどうしますか?

もちろん一生懸命勉強すると思いますが、残り少ない日数で挽回できる程甘くはありません。自分より順位が上のひとも必死になって勉強しますからね。

順位が気になる方は今のうちに模試を受けましょう。もし順位が悪くても今からなら十分に挽回できます。

長くなったのでまとめます。

  • 直近の過去問は早めにやりましょう。
  • 実力を試したい方は(早めに)模試を受けましょう。

今回は以上で終わりです。

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