医師国家試験に不合格だった方へのメッセージ

コウメイ:本日(2018年3月19日)は医師国家試験の合格発表日です。合格された方はおめでとうございます。有意義な研修生活を送っていただければと思います。これ以降は残念ながら不合格になった方へのメッセージになります。

医師国家試験不合格は悪か?

先程、「残念ながら」という言葉を使用しましたが、医師国家試験不合格は絶対にいけないのでしょうか?

優秀な成績で合格した方は特に問題ありません。しかし、あやふやな知識が結構あるがギリギリ合格点で受かった場合、もしかすると医師になり何か重大なミスを起こしてしまうかもしれません(成績優秀な方もミスを起こす可能性はありますが、ギリギリで合格した方と比べると可能性は低いでしょう)。その場合、程度によっては今後医師として働くことができなくなることも考えられます。そこまではいかなくても、あやふやな知識で合格し働き始めてもあまり成長しないかもしれません。

逆に今回は不合格になってしまったけど、1年間しっかり勉強し、優秀な成績で医師国家試験を受かってから研修医として働き始めた方が、その後の長い医師生活が上手くいくこともあるでしょう。そう考えると、医師国家試験不合格は必ずしも悪とは限りません。

いずれにせよ、次回医師国家試験に優秀な成績で合格できるよう気持ちを切り替え、本日から勉強を始めることが大切です。

医師国家試験に合格するための勉強法

ではどのようにすれば合格できるかを考えていきましょう。細かい話をすると色々ありますが、大きくは2つのことが大切です。それは、「①教科書(予備校のテキスト)を読み、②きちんと理解する」です。何を当たり前のことと思われるかもしれませんが、成績の良くない方はこれができていません。①から説明していきます。

①教科書(予備校のテキスト)を読む

教科書(STEPがお勧め)と予備校のテキストを読むことは医師国家試験合格に必須です。教科書を購入しないで、googleで調べている人もいますが、残念ながら教科書に書いてある多くはネット上にはありません。必ず教科書は買いましょう。そして読みましょう。1回で覚えることはできませんので、2回、3回と読む必要があります。おそらく成績の良く無い方は、そもそも読んでいないと思われます。

②きちんと理解する

医大生と話していると、「あっ、そういう風に(間違ってもしくは非常に浅く)理解してんだ・・」と思うことがしばしばあります。教科書を読んでもきちんと理解しなければ意味がありません。きちんと理解できているかは自分独りで判断するのは難しいです。現役生であれば(成績の良い)知人と話すのがよいでしょう。既卒であれば予備校講師と話すのが現実的でしょうか。

医師国家試験に合格するには①、②を確実に行わなければいけません。

医師国家試験予備校の利用方

医師国家試験予備校は金額のこともあり、医師国家試験合格に必須ではありません。しかし、明らかに効率は良いですし、きちんと理解しているかの確認のためにも、利用できるのであれば利用した方がよいでしょう。ここでいくつか悩ましい問題が生じます。まず、生講義かネット講座かという問題です。

生講義 vs ネット講座

私はネット講座をお勧めします。医師国家試験に限らず、大学受験でも議論になるところですが、東進予備校がシェアを広げていることから分かるように、ネット講座の方がメリット(好きな時間に好きな場所で好きな速度で好きなだけ見ることができる)が大きいです。ただし、強制力はありませんので、だらけてしまう方は生講義が良いかもしれません。

どの予備校を選ぶか?

予備校はTECOM、MEC、MACがあります。(個人的には私が所属しているMACをお勧めしますが)おそらくどれでもしっかりやれば受かります。

学生の頃は学年代表が決めた予備校のネット講座を利用する人が多いのではないでしょうか。費用のことなどもあり、ある程度決められてしまうのはしょうがないです。しかし、既卒で予備校を利用する場合、どの予備校でもそこそこの金額になります。「現役のときにとっていたやつでいいや」というのはやめましょう。

正直、どの予備校も教える内容自体に大きな違いはないと思います。大事なのは相性(話し方、テンポ、速さ、板書量、雑談など)です。

皆さんは医学部に入ることができたのですから基本的には優秀なはずです。医師国家試験に合格できなかったのはやる気の面(勉強があまり楽しくなく、ネット講座を最後まで消化できなかった)が結構大きいと思います。講師との相性が良ければ、講義を見ることが楽しくなり、どんどん先に進めることができます。当然、成績は上がります。成績が上がるとさらにやる気が出てより講義を見るようになります。後はこの繰り返しです。

全ての予備校に見学に行き説明を受け、きちんと自分にあったところを選ぶことをお勧めします(それぞれの予備校は比較的近くにあるため1日で回ることが可能です)。

自宅 vs 予備校

いずれかの予備校(ネット講座)を選ぶとして、自宅と予備校のどちらで勉強するかも悩ましいです。私自身は家で勉強できるので、家で勉強していましたが、家だと集中できない方は予備校になります。どちらの場合も、いくら一所懸命にネット講座や教科書を見ても、きちんと理解していなければ意味がありません。

きちんと理解したかの確認は講師と話をしてみるのが有用です。自宅で勉強する場合も週に1回、少なくとも月に1〜2回は予備校に行き講師と話すことをお勧めします(どうしても住んでる場所の関係で予備校に行くことができない場合はskypeなどが検討されます)。せっかく予備校に通い生講義をとっていても、講師と一切話さずに帰宅される生徒さんがいらっしゃいますが、それでは予備校に通っている効果が半減します。ぜひ定期的に話をしてみてください。

まとめ

まとめです。医師国家試験に合格するには、

教科書(予備校のテキスト)を読む→きちんと理解できているか講師と確認する→教科書(予備校のテキスト)を読む→きちんと理解できているか講師と確認する→・・

この繰り返しが大事になります。

冒頭でも述べましたが、次回医師国家試験に優秀な成績で合格できれば、先に研修医になった方を追い抜くことは十分に可能です。ある程度落ち込むことはしょうがありませんが、気持ちを入れ替え勉強していきましょう。私もできる限りサポートしていきたいと考えております。