黒板に書かれた内容を板書する意味はない。

コウメイ:私は日々、効率のよい勉強法について考えています。今後、色々ご紹介しますが、本日は板書について考えていきます。皆さん、何気なく板書しているかもしれませんが、それって本当に必要なのでしょうか?

板書は必要ない(正確に言えば効率が悪い)

結論から言えば、板書の95%はしなくていいと思います。講師が板書する内容の95%は教科書に書いてある内容です。必要であれば教科書を見ればよく、わざわざノートに書き写す必要はありません(残り5%は教科書に記載がなくかつタメになる内容のこともありますが、学生がそれを判断するのは難しいので基本的に全ての板書は必要ないでしょう。本当に有用であればまたどこかで出てきます)。

おおよその内容が印刷してあるテキストに一部を書き込ませる方法もありますが、それもお勧めしません。そもそも、書き込むことは非効率と考えているからおおよその内容を印刷しているのだと思うのですが、それなのになぜ書き込ませるという非効率的なことをさせるのかが理解できません。同様の理由で穴埋め形式で板書をさせるのもあまりよいこととは思いません。
※穴埋めはアウトプット(復習)には有用です。しかし、インプット(初めて学ぶ)の際に穴埋めをしてもあまり意味がありません。

書くことによって覚える?

このように言うと、「書くことによって覚えるんだ!!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。確かにその通りです。手を動かすことにより記憶への定着は上がります。

しかし、ここで考えなければいけないのは時間です。書くという作業は非常に時間がかかります。おそらく書くことは読むことの5倍以上時間がかかるでしょう。ということは、1日5時間勉強するとして読むことを中心に勉強すれば、1時間ある範囲を勉強し4時間その範囲を復習することができます。書くことを勉強の中心にしてしまうと、5時間ある範囲を勉強して終わりです。復習する時間をとることができません(復習する時間をとろうとすれば、その分勉強する範囲を狭めなくてはいけなくなります)。いくら書くことが記憶への定着を助けるとは言え、4時間復習した方がはるかに記憶に残るでしょう。
※1時間ある範囲を勉強し、1時間復習し、3時間は他の範囲の勉強をするというのも良い時間の使い方です。

これは私だけの意見ではありません。(皆さん十分ご承知かとは思いますが)大学受験でも効率のよい勉強法が重要です。その分野で成功している人達(予備校講師、東大合格者など)が書籍やネットで効率の良い勉強法について考えてを述べています。多くの方が、書いて覚えるのではなく、何度も何度も何度も読んで覚えることを主張されています。

ノートも必要

では、ノートが必要ないかと言えば、そうでもありません。私は現在でもノートを使用しています。どのようなことをノートに書くべきか、どのように書くのがよいのかは次回説明したいと思います。

次回:お勧めのノートのとり方:1問1答