感度と特異度 | これで理解できるはず。

最終確認日:2017/07/18 最終更新日:2017/07/18

コウメイ:読者の方から感度と特異度について質問をいただいたきました。なかなか理解しにくい内容なので、できるだけ分かりやすく説明していきます。まずは質問を見てみましょう。

読者からの質問

特異度が高いということは、「病気がない方を間違って陽性と判定する可能性が低い」ことであり、逆の言い方をすると「陽性ならば病気である可能性が高い」よくこのように解説されますが、「特異度が高い検査は感度が低い」とも言われています。

感度が低いと言うことは結局「病気のある方を陽性とする可能性が低い」ということになるのではと矛盾を感じてしまいます。

 

感度が低い⇒病気のある方を陽性とする可能性が低い

コウメイ:「感度が低いと言うことは、病気のある方を陽性とする可能性が低い」という表現は正しいのですが、勘違いしやすいです。

病気のある方を陽性と判定する可能性が低い検査は病気の無い方を陽性としているわけではありません。

病気があってもなくても陽性になりにくいのです。

むしろ病気のある方を陽性とする可能性が低いということは、病気の無い方はさらに陽性となる可能性が低いことになります。

感度が低い検査(特異度が高い検査)は実際に病気があってもなかなか陽性にはなりません。ということは、陰性であっても病気の可能性があるということです。

逆に、陽性になりにくい検査でもし陽性となったらそれは絶対に病気があるということになります。つまり確定診断に用いることができます。

 

特異度の高い検査(=感度の低い検査)の結果の解釈

次に特異度が高い検査について考えてみましょう。

陰性となった場合

特異度が高い検査は陽性になりにくいです。よって、陰性でも病気は否定できません。他の検査もあわせて判断する必要があります。

陽性となった場合

そもそも陽性になりにくい検査で陽性になった場合、病気がある可能性が高いです。

 

以上で説明は終わりです。もし、これを読んでもすっきりしない場合は

  • 感度が高い検査⇒除外診断
  • 特異度が高い検査⇒確定診断

とりあえずこれは事実であり、よく使いますので覚えましょう。

きちんと理解することは大切ですが、ひとつのことに時間をかけすぎるのもよくありません。他の勉強をして時間があまったときにまた考えてみてください。

今回の説明でよく分からない方はこちらも読んでみてください。

感度と特異度2 | さらに分かりやすく説明。