【納得できない方必見】感度と特異度の定義と勘違いしやすいポイント 〜確定診断と除外診断〜

コウメイ(@kokusigokaku):読者の方から感度と特異度について質問をいただいたきました。なかなか理解しにくい内容なので、できるだけ分かりやすく説明していきます。

読者からの質問

「特異度が高い検査で陽性ならば病気である可能性が高い」と言われます。一方「特異度が高い検査は感度が低い」とも言われています。「感度が低いと言うことは病気のある方を陽性とする可能性が低い」ということになり矛盾を感じてしまいます。

 

感度と特異度の定義

感度と特異度【108H15】
表:第108回医師国家試験H15

まずは感度と特異度の定義の確認です。

感度とは疾患が有る人が何人陽性となるかの割合です。上の表なら80/(80+10)=0.89となります。

特異度とは疾患が無い人が何人陰性となるかの割合です。上の表なら90/(20+90)=0.82となります。

これは定義ですので覚えるしかありません。

特異度が高い検査の正しい解釈 〜確定診断〜

定義を理解したところで特異度について勘違いしやすいポイントを説明します。

「特異度」とは疾患が無い人が何人陰性となるかの割合であるのは間違いないのですが、「特異度が高い検査」は疾患が無い人のみを陰性とし、疾患が有る人を陽性とするのではありません。疾患が無い人も疾患が有る人もどちらも陰性になりやすいのです。陽性になりにくいということもできます。
※病気の有る人で陽性になりにくいということは、病気の無い方はより陽性になりにくいということになります。

陽性になりにくい検査でもし陽性となったらそれは病気の可能性が高いということになります。よって、特異度の高い検査は確定診断に用いることができます。

感度が高い検査の正しい解釈 〜除外診断〜

感度についても勘違いしやすいポイントを説明します。

「感度」とは疾患が有る人が何人陽性となるかの割合であるのは間違いないのですが、「感度が高い検査」は疾患が有る人のみを陽性とし、疾患が無い人を陰性とするのではありません。疾患が有る人も疾患が無い人もどちらも陽性になりやすいのです。陰性になりにくいということもできます。
※病気の無い人で陰性になりにくいということは、病気の有る方はより陰性になりにくいということになります。

陰性になりにくい検査でもし陰性となったらそれは病気の可能性が低いということになります。よって、感度の高い検査は除外診断に用いることができます。

以上で説明は終わりです。