心電図所見は覚えない!!覚えるべきは病態。

最終確認日:2017/07/29 最終更新日:2017/07/29

心電図所見は覚えない

コウメイ:ぼちぼち、各々の病気でどのような心電図になるか解説しようと思うのですが、その前に知っておくべき大事なことがありますので説明します。

それは心電図所見は覚えないということです。

 

学生C:えっ、心電図所見を覚えるのが心電図の勉強じゃないんですか?

 

覚えるべきは病態 

コウメイ:まぁ、最終的には心電図所見を覚えている状態になるのですが、心電図所見を覚えることが勉強ではありません。

では、何を覚えるべきかというと病態です。心電図所見は自分で考えるものです。

心電図所見は覚えない

 

“最終的に”覚えている状態にする

ただし、国試本番や臨床の現場で病態を考えていては時間がかかり役に立ちません。パッと見ただけで何の心電図か分かるようになっておく必要があります。つまり、こういうことです。

  1. 心臓で何が起こっているか覚える
  2. その結果、どのような心電図所見になるか自分で考える
  3. 心電図所見が合っているか教科書で確認する
  4. 1〜3を何度も繰り返す
  5. (自然と)心電図を覚えた状態になっている

コウメイ:特に大事なのは1〜4です。これをやらずに心電図所見のみ丸暗記するのは

  • 分かりにくく
  • 覚えにくく
  • つまらなく
  • 忘れやすい

のでお勧めしません。1〜4をしっかりやっていきましょう。次回から各々の病気の心電図を勉強していくので、ぜひ今回の内容を頭に入れておいてください。

 

緊急性が高く、頻度の高い心電図から

学生C:次回から具体的な勉強が始まるのですね。楽しみです。ところで、何の心電図から勉強するのですか?

 

コウメイ:「何の心電図から勉強するか?」これも心電図を勉強する上で大事なポイントです。

心電図の本のなかには、初めの方に偽性心室頻拍のような、例外的なものから説明しているものもあります。

偽性心室頻拍の解説

コウメイ:大体このような説明が書いてあります。筆者や心電図をある程度勉強したことのある方にとってはおもしろい内容なのですが、これから心電図の勉強を始める人(多くの医大生)にとっては何のことか分からず、つまらないものだと思います。

しかも、この内容は基本ではなく例外です。初めから学ばなければいけないものではありません。本ブログでは筆者の興味で「例外な心電図」を初めからとりあげることはしません。

  • 頻度が高く
  • 緊急性が高く
  • 国試に良く出る
  • 重要な心電図

から説明していきます。

というわけで次回は心室細動を勉強していきます。今回の内容をしっかり頭に入れ次回に備えてください。
心室細動の心電図