1-2 心電図の勉強の始め方【(ブログ版)これだけ心電図】

※本記事は連載「これだけ心電図」の一部です。こちらが目次へのリンクになりますので一番初めから読むことをお勧めします。

コウメイ(@kokusigokaku):今回から「これだけ心電図」と題して、心電図の勉強を連載で行っていきます。6年生はもちろん、5年生以下の方にも役に立つ内容ですので、どうぞご覧ください。まずは心電図の勉強の始め方からです。

1冊の専門書をきちんと読む?

「心電図の原理・原則をきちんと理解した方がいいので専門書を1冊読みましょう。」ということはお勧めしません。

細かい原理をきちんと理解する?

心電図は活動電位を見ており、1相はNaが、2相はCaが、3相は・・

心電図_活動電位

このような細かい原理から勉強し始めるのもお勧めしません。

見たことのない心電図が読めるようになる?

「心電図をきちんと勉強すれば、今までに1度も見たことのない心電図もパッと見ただけで何が悪いか分かるようになる。そうなるのが心電図の勉強ですよね。」

学生の頃の私はそのように思っていました。しかし、実際は違います。心電図の勉強は有名な心電図が判断できるようになるのが目的です。具体的には以下のものです。

  • 心室細動
  • 心室頻拍
  • 心静止
  • PEA
  • 房室ブロック
  • 洞不全症候群
  • 心房細動
  • 心房粗動
  • 発作性上室性頻拍
  • 洞性頻脈
  • 洞性徐脈
  • 心室期外収縮
  • 上室期外収縮

これらをきちんと判断できるようになるのが皆さんの目標です。しかし、難しい専門書を通読したり、細かい原理を理解したりする必要はありません。

他の科目の勉強も必要

もちろん専門書を読んだり、細かい原理を勉強するのは「するかしないか」で言ったらする方がよいです。しかし皆さんは、

  • アレルギー性肉芽腫性血管炎
  • 調節性内斜視
  • ANCA関連血管炎
  • A-aDO2
  • 心音
  • 血清補体価
  • LAM

などの勉強もしなければいけません。これらの問題がよく分からないのに、心電図について細かく勉強するメリットはありません。全ての問題が解けるようになった後、もしくは国試に受かった後好きなだけ勉強してください。

心電図の勉強開始

というわけで、早速先程挙げた有名な心電図の勉強を始めていきたいと思いますが、全く基礎が分からないと話が進まないので、次回「心電図を読むための基礎知識」について説明します。

1-3 心電図を読むための基礎知識【(ブログ版)これだけ心電図】

2014.11.08