僧帽弁狭窄症で聴かれる拡張期ランブルのランブルとは?【104E56】

コウメイ(@kokusigokaku):拡張期雑音でランブルってありますけど、ランブルって何でしょうか?まずは国試の過去問をみてみましょう。

第104回医師国家試験E56

62歳の女性。労作時の息切れを主訴に来院した。20歳のころに微熱が続き、抗菌薬治療をうけたことがある。心尖部領域に雑音を聴取する。心エコー図を示す。

僧帽弁狭窄症の心エコー_拡張期_【104E56】

僧帽弁狭窄症の心エコー_収縮期_【104E56】

心音聴診で聴取されるのはどれか。2つ選べ。

  1. opening snap
  2. 収縮中期クリック
  3. 収縮期駆出性雑音
  4. 拡張早期高張性雑音
  5. 拡張中期低調性雑音
答え(クリック)

a, d

 

拡張期に心エコーでモザイクがあり診断は僧帽弁狭窄症と考えられます。僧帽弁狭窄症ではopening snapと拡張期ランブルが有名ですが、選択肢に拡張期ランブルがありません。

目次

ランブル(rumble)とは

ランブル(rumble)とは雷のような低くゴロゴロした音のことです。ですので、「拡張期ランブル⇒拡張中期調性雑音」となります。

おそらく多くの方が初めて勉強したとき「ランブルって何だよ?」と疑問に感じると思います。その時に調べればよいのですが、そのままスルーしてしまうと今回のような問題が解けなくなってしまいます。

もちろん、時間との兼ね合いもありますが、分からない単語はできるだけ調べることをお勧めします。以下の記事も参考になります。

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