コウメイ:模試について質問をいただいたのでお答えします。
この前ブログを読んでいて、気になったことがあったのでメールしました。模試はケチらず受けたほうがいいということでしたが、5年生の時から積極的に受けていったほうがいいのでしょうか。それとも6年生になってからまめに受ければ良いでしょうか。
コウメイ:模試を何回受ければ良いという絶対的な数字はないので、あくまで私の経験をお話します。
1)5年生の時は1回
5年生のときは、冬に1回受けることをおすすめします。
解き終わった後、おそらく
「難しい・・。このままだと国試落ちるかもしれない。しっかり勉強しよう」
と思うでしょう。このように、モチベーションを上げるのが主な目的です。
2)6年生の時は4回
6年生のときは、4回が適切かと思います。ここで重要なのは受験する時期です。春、夏、秋、冬にそれぞれ1回バランスよく受けるのがよいです。同じ4回でも秋に1回、冬に3回(3社)は以下の理由からおすすめしません。
※5年生模試を冬の終わり頃(ほぼ春)に受けた場合は、6年生模試は夏、秋、冬の3回になります。
モチベーションを上げる
模試を受ける目的(メリット)は色々ありますが、私はモチベーションを上げるのが一番の目的(メリット)だと思います。ですので、国試直前に受けても意味がありません。直前期にモチベーションが上がっても勉強する時間がありません。勉強する時間を確保するためには秋までに終わらすのがいいです。
国試直前期の力試しは意味がない
国試直前期に力試しの意味で模試を利用しようと思っている方がいるかと思います。しかし、国試直前期の力試しは意味がありません。順位が良かったらいいですけど、悪かったらどうするんでしょうか。挽回する時間はありません・・・。
3)挫折しない復習の仕方
当然ですが、模試を受けただけでは全く意味がありません。模試が終わったばかりで、モチベーションが上がり、問題を覚えているうちにすぐに復習しましょう。
模試の復習をするとき、解説書を1ページ目から一字一句丁寧に読んでいる方はいませんか?全て読み切れればいいのですが、多くの方は途中で挫折するのではないでしょうか。解説書や教科書は大事なことが1ページ目から書いているわけではありません。ですので、自分の気になったところ、興味のあるところから読むのがいいです。その際も、一字一句丁寧にではなく、ざっと見る感じで大丈夫です。気になったところがあればしっかり読んでみてください。
「抜かしたページの内容が国試に出たらどうするんですか?」
もしかするとこのように心配している方もいるかもしれません。もちろんその可能性はありますので、できるだけ多くのページを読むのに越したことはありません。
しかし、1ページ目から一字一句丁寧に読むと10ページ目位で挫折する可能性が高いです。それよりは好きなページから読み初め、ざっとでいいので全体に目を通したほうがタメになります。
以上、模試について説明しました。何回受けるかは絶対的な数値はありませんが、少なくとも多くの同級生が受けているのにケチって受けないということはないようお願いします。
解説書や教科書を1ページ目から一字一句丁寧に読もうと思っているけど挫折してしまう方は以下の記事が参考になります。