医大生は成書と国試対策本のどちらで勉強すべきか?

コウメイ(@kokusigokaku):今回は「成書と国試対策本のどちらで勉強すべきか?」について考えてみたいと思います。

ハリソン内科学はある程度知識がないと読めない

医学の教科書は成書(ハリソン、セシル)と国試対策本(ステップ、病みえ)に分かれます。

「国試対策本ではなくきちんと成書を読みなさい」という意見を聞くことがあります。

確かに成書は国試対策本に比べて細かい数値が書いてあったりして実臨床を行う上では優れています。しかし、その分基本的な語彙の説明はあまり書いてありません。ある程度は知っていることが前提で記載されています。

よって、基本的な医学の知識や経験がない医大生が成書を読んでも何を言っているのか分らないと思います。

また、医師国家試験で問われる内容が記載されていないこともあります。

国試対策本から読むのがお勧め

国試対策本はその逆で細かい数値の記載は少ないのですが、医大生がまず知らなければいけない基本的な事項をきちんと説明しています。また、医師国家試験に出題されやすい情報が網羅されています。

少なくとも国試対策本をしっかり読めば医師国家試験に十分合格できます。多くの学生には非常に有益な本だと思います。

国試対策本だけで満足してはいけない

当然ですが、実際の医療は国試対策本の情報だけでは行うことができません。研修医になったら成書や各科の専門書・マニュアルで勉強することは必須です。

ただし、医大生がどこまですべきかは悩ましいところです。個人的には基本は国試対策本で勉強し、臨床実習で担当した患者の疾患については成書や専門書で調べるのがバランスがよいと思います。