医師国家試験の解剖 〜どこまで勉強するか?〜【107H10】

コウメイ(@kokusigokaku):解剖の勉強について質問をいただいたので回答していきます。まずは問題の元になった医師国家試験の過去問を見てみましょう。

医師国家試験107H10

徒手筋力テストの図を別に示す。矢印の方向に左下肢を動かしている。

医師国家試験107H10_画像

主に働く筋はどれか。

a 腹直筋
b 腸腰筋
c 中殿筋
d 縫工筋
e 大腿四頭筋

この問題に対し以下のような質問を持ったようです。

読者からの質問

このような問題は「解説を読む→アトラスで確認→覚える」という作業の繰り返しで良いのでしょうか。解説には以下のようにありました。

腸腰筋は大腰筋と腸骨筋からなる。大腰筋の起始は、第1 ~4腰椎で停止は小転子、腸腰筋の起始は腸骨かで停止は小転子である。両筋とも股関節を屈曲する。

私の勉強不足かもしれませんが、とにかく解説が解りにくいです。コウメイ先生ならどう解説されますか。

解剖はなかなか難しいですよね。絶対的な勉強法の正解はありませんが、私ならどのように勉強するかをお伝えします。

目次

1)正解を確認する

普通に正解を確認しましょう。「正解はbの腸腰筋かぁ」という感じです。

2)アトラスを見て想像する

必ずアトラスを見て、筋肉が収縮したらどうなるか想像してください。

起始や停止の詳しい名称はあまり気にしなくていいです。それより、筋肉が収縮したらどうなるか一生懸命想像してください。また、簡単にでいいので、自分の表現でノートにまとめましょう。

3)他の筋もアトラスで確認する

a〜e全ての筋をアトラスで確認し、収縮したらどうなるか想像てみましょう。

※この時、完璧にやろうとして、全身の筋を調べる必要はありません。そんなことをしていたら終わりません。とりあえず、a〜eについて勉強してください。

この辺りで他の問題に移るのが賢明です。これ以上深く解剖を勉強してもコスパはあまり良くありません。他の勉強がある程度終わり余裕があればステップ4に移りましょう。

4)近くの部位の運動も確認する

例えば、下腿の運動はどの筋が使われるか確認しましょう。

※この時も、完璧にやろうとして、全ての部位の運動について調べる必要はありません。永遠に終わりません。下腿位でいいのではないでしょうか。

この程度が現実的かと思います。

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