コレステロール結石ができる理由 | 胆汁酸プールの減少とは?

最終確認日:2017/07/23 最終更新日:2017/07/23

コウメイ:読者の方から「胆汁酸プール」について質問をいただきましたので回答します。まずは質問を見てみましょう。

読者からの質問

第85回医師国家試験D8について質問です。コレステロール胆石につて当てはまるものを選べという問題で「体内胆汁酸プールは減少している」が正解となっていました。胆石が占める体積によって胆嚢内の胆汁酸の量が減少するということでしょうか?

 

胆汁酸プール量の減少とは何か?

コレステロールは水には溶けません。では何に溶けているのか?

胆汁酸です。コレステロールに比して胆汁酸の割合が減少するとコレステロールが溶けきれず析出します。

※胆汁酸の割合の減少=コレステロールの割合の増加です。

つまり、胆汁酸の減少(コレステロールの増加)コレステロール結石の出現となります。

ここ大事なのでもう一度いいます。コレステロール結石があるから胆汁酸の占める体積が減るのではありません。胆汁酸の割合が減った結果としてコレステロール結石ができるのです。

 

なぜ胆汁酸の割合が減る(コレステロールの割合が増える)のか?

簡単に言うと食生活の欧米化です。その結果としての

  • 高脂血症
  • 糖尿病
  • 肥満

が原因です。妊娠も原因のひとつです。これらの原因があると、胆汁酸が減少しコレステロール結石が出現します。

以上で解説は終わりです。