胆嚢炎にESWLが適応にならない理由

最終確認日:2017/07/27 最終更新日:2017/07/27

コウメイ:読者の方より「なぜ胆嚢炎にはESWLが適応にならいのか?」との質問をいただいたので回答します。まずは質問を見てみましょう。

読者からの質問
ある問題で画像と病歴から胆嚢結石、胆嚢炎だと分かるのですが、治療は胆嚢ドレナージと胆嚢摘出となっています。どちらも正しいとは思うのですが、なぜ胆石溶解薬やESWLが不正解なのでしょうか。胆嚢結石には適応があると「病気がみえる」には書いてありました。

 

胆嚢炎の治療

まずは胆石溶解薬とESWLは効果がでるまで非常に時間がかかると頭に入れておいてください。そして、胆石症と胆嚢炎は別の病気であることを理解してください。

胆石症は胆石が胆嚢管につまり胆嚢の内圧が上昇し痛みを感じる病気です。炎症はほとんど起こりません。自然に軽快することが多く、死の危険性はありません。症状が落ち着いたら、再発防止のため胆石溶解薬やESWLを使用します。

胆嚢炎は炎症が起こっています。そのままでは死の危険性があります。すぐに効く治療が必要です。それが胆嚢ドレナージと胆嚢摘出です。以上で解説は終わりです。