房室ブロックとは? 

最終確認日:2017/07/29 最終更新日:2017/07/29

コウメイ:今回から何回かに分けて房室ブロックについて解説していきます。いつも通り、丸暗記ではなく病態を理解するようにしましょう。

分類ではなく定義を理解する

コウメイ:そもそも房室ブロックとはなんでしょうか?

 

学生I:房室ブロックは第3度房室ブロック、第2度房室ブロック、第1度房室ブロックに分かれていて、第3度房室ブロックは・・

 

コウメイ:房室ブロックについて説明するときに、いきなり分類から説明する人がいますが、それはダメです。本質について理解していません。

携帯電話って何ですか?

例えば、「携帯電話って何ですか?」と聞かれた時に、「携帯電話にはDocomoとauとSoftbankとがあって・・、Docomoは・・」と答える人はいないですよね。

「携帯電話は持ち運びができる、話をする道具です。」と答えるのがよい回答です。

また、「ケーキって何ですか?」と聞かれた時に、「ケーキにはショートケーキとチョコレートケーキとチーズケーキとがあって、ショートケーキは・・」と言うのもよくない回答です。

「ケーキは小麦粉と卵と砂糖で作った柔らかいお菓子です。」と答えるのがよいです。

このような感じで、「○○って何ですか?」と聞かれた時に、いきなり分類を説明するのはよい答え方ではありません。まずはそもそも何かということを答えましょう。

 

そもそも房室ブロックとは?

では、房室ブロックとはそもそも何なのでしょうか?房室ブロックは房室結節の働きが悪くなり、命令の伝わりが障害された状態です。

房室ブロックの病態

 

伝わり方の程度によって分類する

命令の伝わりの障害には程度があり、

  • 全く命令が伝わらないもの
  • たまに命令が伝わらなくなるもの
  • 命令は伝わるが速度が遅くなるもの

に分類されます。

順に第3度房室ブロック、第2度房室ブロック、第1度房室ブロックと名前がついています。

以上が房室ブロックの本質です。房室ブロックの本質について理解しましたので、次回から各分類について見ていきましょう。まずは重症度の高い第3度房室ブロックについてです。

第3度房室ブロックの心電図