医師国家試験で解剖の勉強はどこまですべきか?

コウメイ(@kokusigokaku):読者の方から解剖について質問をいただいたので回答します。

読者からの質問
ずばり解剖が苦手です。どのように勉強したらいいでしょうか。

 

過去問をメインに勉強する

医師国家試験では解剖の問題はそれほど出題されません。よって、解剖の勉強に時間をかけすぎるのは得策ではありません。過去問に出題されたものをメインに少し範囲を広げる位でよいでしょう。実際の問題を見ながらどのように勉強すればよか考えてみます。

第100回医師国家試験G40

脈管の走行で正しいのはどれか。

  1. 内頸静脈は総頸動脈の内側を走行する。
  2. 鎖骨下静脈は鎖骨と第1肋骨の間を走行する。
  3. 胸管は右鎖骨下静脈に合流することが多い。
  4. 肋間動脈は肋骨上縁を走行する。
  5. 大腿静脈は大腿動脈の外側を走行する。

正解:b

 

アトラスでの確認は必須

正解はbですが、bということだけを覚えても意味がありません。鎖骨下静脈の走行をきちんとアトラスで確認しましょう。その他の選択肢についてもひとつずつアトラスで確認しましょう。

ただし、繰り返しになりますが医師国家試験で解剖はそれほど出題されません。「アトラスを全部覚えよう」という無謀なことはしないようにしてください。

少しだけ範囲を広げる

とは言え過去問と全く同じ問題が出題される可能性は低いです。ですので、少し範囲を広げて勉強する必要があります。例えば、以下のことを確認してみましょう。

  • 頚静脈、頸動脈の分岐
  • 鎖骨下動脈、鎖骨下神経
  • 胸管の胸部、腹部での走行
  • 肋間静脈、肋間神経
  • 大腿神経

余裕があったらさらに範囲を広げて勉強してもいいかもしれません。

ただし、何度も言うようですが深入りし過ぎもよくありません。過去に出題された解剖をメインにアトラスできちんと確認し、余裕があれば少しずつ範囲を広げていくというのがよいでしょう。