コウメイ:医師国家試験も終わりましたので、今回は医大生最後の春休みの有意義な使い方について考えてみたいと思います。これはあくまで私個人の考えになりますので、参考程度に見てください。
1)旅行について
最後の春休みにするものと言えば旅行だと思います。もちろん、旅行が好きな方は行っていただいて構わないのですが、「長期の休みは今しかとれないから」という理由で無理に行く必要はありません。医師になってからも夏休み(1〜2週間)など長期休暇がとれるところが結構ありますし、医師になって給料をもらってから行く方が選択肢が増え楽しいと思います。中には研修医が終わってから1年間旅をする方もいらっしゃいます。
繰り返しになりますが、行くのは自由ですが、無理に行きまくる必要もないです。
2)勉強について
医師国家試験の勉強はプレッシャーもかかり辛いものです。試験が終わってからある程度ゆっくりするのはよいでしょう。しかし、4月になって研修医として働くまで全く勉強しないのはどうかと思います。
医師国家試験の知識は医師として働くための最低限のものであり、それをもとにさらに勉強していかなければいけません。そもそもですが、医師として働くために大学に入り、医師国家試験を受験したのに、春休みに全く勉強しないのはちょっと理解できません。
医師になったのは純粋に給与のためという方もいらっしゃるでしょう。それはそれで悪くはないと思います。他人がとやかく言う問題ではありません。給与のために働くのであっても勉強することをお勧めします。医師に限ったことではありませんが、お金は優秀な人に集まるのが世の常となっております。
いずれにせよ、春休みに全く勉強しないとダメレジになる可能性が高いので、1日1時間程度でよいですから何かしら研修医(医師)向けの本を読んでおくことをお勧めします。
3)お勧めの本について
学生向けの本はある程度限られるのですが、研修医(医師)向けの本はかなりたくさん出版されています。個人的にお勧めの本はありますが、お勧めすると選択の幅を狭めてしまう可能性もありますので、本ブログではあまりしない方針です。
購入する本が決まっている場合はAmazonが便利ですが、(お勧めの本など出てきますが)Amazonばかりで購入すると選択肢の幅が狭くなります。実際に書店(特に東京)に行くと、「こんな本があったんだ」と発見できることが多いです。年に何度かは大きな書店に行くのがよいです。
先程の旅行の話に戻りますが、旅行が心から好きな方は行っていただいて一向に構わないのですが、それほど好きでない方は無理に旅行(特に海外)に行くよりも、東京に行き大きな書店に行くことをお勧めします。いずれにせよ、春休み中に少なくとも何か一冊は研修医向けの本を購入し読んでおくべきでしょう。
以上、あくまで個人的な考えですが、私が考える春休みの有意義な使い方になります。
※禁忌が気になり、有意義な使い方どころではないという方はこちらをどうぞ。