コウメイ(@kokusigokaku):読者の方から腸閉塞の記事についてコメントにコメントをいただきました。いい内容なので紹介したいと思います。
※該当記事です。まずはこちらをご覧ください。
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読者からの質問
「二日前から排便なし」の時点で直腸診が浮かんだのですが、優先度は低いでしょうか?
メリット
- 摘便ができれば便潜血・癌細胞の有無を確認
- 硬い便に触れるかもしれない(ただの便秘症)
デメリット
- 深い部位までは調べられない
- (羞恥心)
という考えです。いかがでしょうか。
とても良く考えていていいと思います。
目次
直腸診はすべきです
直腸診はそれほどリスクがないので基本いつでもやっていいです。内視鏡は専門家でないとなかなかできませんが、直腸診なら誰でもできますからね。もし問題の選択肢に直腸診があったら正解になると思います。
メリット、デメリットはほぼその通りでいいです。ただ、ひとつ修正があります。
癌の否定はできない
直腸診で硬い便を触れても癌の否定にはなりません。便秘はよくある病気ですし、便秘だけでこれほど腸管にガスが貯まるとは考えにくいです。ですので、大腸内視鏡はやる必要があります。
先程も説明しましたが直腸診はやっていいですよ。というか、研修医になったらぜひやってみてください。以上で解説は終わりです。