Follot四徴症と木靴心 | 木靴ってなに?

最終確認日:2017/07/23 最終更新日:2017/07/23

コウメイ:読者の方から「Follot四徴症」について質問をいただいたので回答します。まずは質問を見てみましょう。

読者からの質問

Fallot四徴症の木靴心について質問です。木靴心は左房が小さくなり、左室が突出するため木靴のように見えると習いました。Fallot四徴症では肺動脈が狭窄し、 肺動脈血が少なくなるため、左房が小さくなるのはわかるのですが、左室が突出する理由がわかりません。

 

Follot四徴症とは

Follot四徴症を知らない人はいないと思いますが、念のため四徴を載せておきます。

  • 心室中隔欠損
  • 大動脈騎乗
  • 肺動脈漏斗部狭窄
  • 右室肥大

 

木靴って何?

ところで木靴とはなんでしょうか?木靴とはオランダで昔から履かれている木の靴です。日本における下駄のようなものです。こんな感じです。

木靴心

甲の部分が凹んでいて、先がやや突出しているのが特徴ですね。Fallot四徴症の患者のレントゲンは心臓がこのように映ります。それは左第2弓が陥凹し左第4弓が突出するからです。

 

弓とは?

念の為、「弓」についても復習しましょう。心陰影は弓のように弧を描いている部分があります。それをそのまま弓と言います。

心臓、弓

第1弓:上大動脈
第2弓:右房 

第1弓:大動脈弓
第2弓:肺動脈
第3弓:左房
第4弓:左室

 

なぜ木靴のようになる?

先程も言いましたが、Follt四徴症では左第2弓が陥凹し左第4弓が突出するためオランダの木靴のように映ります。 つまり肺動脈(左第2弓)が陥凹し、左室(左第4弓)が突出します。

Follot四徴症では肺動脈への血流が低下するため、左第2弓が陥凹するのは容易に想像できると思います。 しかし、なぜ左室が突出するのでしょうか?

それは右室が肥大するからです。 右室が肥大し左室が左上へ押されたため突出しているように見えます。

木靴心

以上で説明は終わりですが納得していただけたでしょうか?