サルコイドーシスで血圧が上がらない理由

最終確認日:2017/07/25 最終更新日:2017/07/25

コウメイ:読者の方から「サルコイドーシスではなぜ血圧が上がらないのか?」との質問をいただいたので回答します。まずは質問を見てみましょう。 

読者からの質問

サルコイドーシスについて質問です。類上皮肉芽腫からACEが出るためACEが上昇すると学んだのですが、ACEが上昇するにも関わらずなぜ血圧上昇が見られないのでしょうか。 肺で作られるACEとは何かしら違うのでしょうか。

 

コウメイ:結論から言うと詳しくは分かっていないと思います。以下は私の考えです。 

nagative feedback

ACEが高いと一瞬アンギオテンシンⅡは増えアルドステロンも増えますが、negative feedbackがかかりレニンが下がります。 その結果アンギオテンシンⅠの量が減り、アンギオテンシンⅡも減り、アルドステロンも減り血圧は上昇しないのかもしれません。

 

その他の調節系

血圧に限らず、体内で恒常性が保たれているものを調節している因子は複数あります。血圧ならRAA系以外にも交感神経、副交感神経が調節に関わっています。血糖値ならグルカゴン、成長ホルモン、インスリン、交感神経、副交感神経などなど。

何が言いたいかというと、何かひとつの因子が動いたからといって、すぐに恒常性が保たれなくなるわけではないのです。

冒頭にも言いましたがはっきりは分かっていないと思います。これで回答とさせてください。