医師国家試験に合格するための過去問の使い方

コウメイ(@kokusigokaku):今回は医師国家試験の勉強の基本である過去問について考えていきます。

まずは直近の過去問を解いてみる

ところで皆さん、学内の進級試験はどのように勉強してきましたか?

おそらく先輩から過去問3〜5年分を手に入れ、それをメインに勉強したのではないでしょうか。おそらくこれが一番効率の良い勉強法です。20年以上も前の過去問を解いたり、過去問3〜5年分を試験の前日に実力試しに解いたりはしないですよね。

しかし、なぜか医師国家試験の勉強となると、直近ではなく20年以上前の過去問を解いたり、国試直前に直近の過去問を実力試しに使う人が出てきてしまいます。これらは非効率でありオススメできません。

ここまで説明しても

「20年前の問題が出てきたらどうするんですか?」

「国試直前に実力試しをしなくていいんですか?」

と思われる方もいるかもしれないので補足していきます。

20年以上前の問題は後で解こう

20年以上前の問題は「解く」か「解かない」かの選択肢しかなかったら「解く」がいいです。しかし、選択肢はこれだけではありません。以下の選択肢もあります。

  1. 新しい問題を解いた後古い問題を解く
  2. 古い問題を解いた後新しい問題を解く
  3. 新しい問題を解き、古い問題は解かない
  4. 古い問題を解き、新しい問題は解かない
  5. 新しい問題も古い問題も解かない

新しい問題の方が次回の国試に出題されやすいことを踏まえどの選択肢がいいか考えてみてください。

aが1番いいのは明らかです。2番目に良いのはbのように思われますが注意が必要です。時間が無限にあれば良いのですが、医師国家試験はあっという間に近づいてきます。時間がありません。そのため、bはdになる可能性が非常に高いです。

以上からbはオススメできません。aかcを選択するようにしましょう。

国試直前の力試しは意味がない

次に「新しい問題は直前期の力試しにとっておくべきでしょ」とお考えの方へ説明していきます。

結論から言うと、国試の力試しは意味がありません。例えば直近の過去問を解いてみて9割正解できたとします。満足ですか?9割正解できたということは1割は不正解ということです。直近の過去問は出題される可能性が非常に高いので1割も解けない問題があってはいけません。10割正解が望ましいです。

一方、早くから直近の過去問の勉強を始めた方は正解率がほぼ10割だと思います。その分古い問題は解けないかもしれませんが、新しい問題のほうが出題されやすいことを考えるとどちらが良いかは明らかだと思います。

診療科別ではなく回数別

ここまで、直近の過去問を解く重要性について説明してきました。これを実行するには直近の過去問を揃える必要があります。過去問自体は厚生労働省のwebサイトから無料でダウンロードできますが、解説がないので回数別の問題集を購入する必要があります。

もしかすると、「最新のテキスト・問題集を使っているので回数別はいりません」とお考えの方もいるかもしれませんが、それは違います。診療科別のテキストにも前年の問題が載っていることがありますが、おそらく全てではありません。

仮に過去10年分の過去問が全て載っていたとして、実際の構成を早めに知っておいたほうが時間配分などの対策もしやすいので、直近の過去問は必ず回数別も準備しましょう。
※新品である必要はありません。先輩からもらったり、ネットで中古を買うのもありです。