国試不合格の方へ:良い成績で合格するための方法

コウメイ:今回は残念ながら医師国家試験に不合格だった方へのメッセージです。

まずですが、国試に落ちたからといって長い人生大きく変わるものではありません。むしろ、中途半端な成績で合格し、医療事故を起こす方が人生が大きく狂います。

この1年しっかり勉強し良い成績で合格することを考えましょう。そうすれば長い目で見れば、むしろプラスになるかもしれません。

※この1年かけて次回中途半端な成績で合格しては意味がありませんので、良い成績で合格することを考えましょう。ここで言う、良い成績とは一般、臨床、必修全て9割以上のことです。

では、どうすれば良い成績で合格できるかを説明していきたいと思いますが、その前に今まで私が指導してきた中で気付いた、成績の良くない人の4つの特徴を述べます。

 

成績の良くない人の特徴1:勉強しない

言わずもがなのことですが、成績の良くない人は勉強時間が足りません。いくら効率のよい勉強をしてもある程度時間をかけることは必要です。具体的に1日8時間は勉強時間が必要です。日によっては少し休憩を挟みながら12時間位してもよいでしょう。

このように言うと、「1日4時間の勉強で合格した人がいますよ!!」と言う人がいるかもしれません。そりゃ、いるかいないかで言えばいるでしょう。しかし、ここで重要なのはいるかいないかではありません。その割合です。

医師国家試験合格した人の中で、勉強時間が4時間だった人の割合はどの位でしょうか?私は相当少ないと予想します。少なくとも国試に落ちてしまった方は基本的に勉強時間が足りない可能性が高いです。

 

成績の良くない人の特徴2 :教科書を買わない・読まない

これは以前から何度も言っていることですが、成績の良くない人は教科書を読まないというか、持っていないことが多いです。

もしかすると、「いや、今はネットで色々調べられる時代なんですよ」と思っている人もいるかもしれません。確かにネットで調べられないこともないですが、多くは「家庭の医学」レベルのものです。医療従事者が知るべき高度の内容のものは残念ながらネット上にはありません。

もちろん、教科書には書いていないが、ネット上には書いてあることもあります。それはそれで有用なので活用していただいた方がいいのですが、順序が大切です。分からないことがあった場合、必ず教科書で調べて、教科書に載っていなかったらネットで調べるようにしましょう。面倒くさいもしくは教科書を持っていないという理由で初めからネットで調べるのはお勧めしません。

 

成績の良くない人の特徴3:覚えるべきところが違う

例えば心房細動を勉強するとしましょう。皆さんはどのように覚えますか?

某教科書の心電図の解説

【心房細動】
病態:心房の至るところで心筋が興奮している状態。
心電図:P波が見られない、QRS波は狭い、RR間隔が不整

心房細動の心電図

治療:βブロッカー、カルシウム拮抗薬、ジギタリス、カテーテルアブレーション、ワーファリン

 

皆さんはどこを覚えましたか?

心電図はP波が見られない、QRS波は狭い、RR間隔が不整で、治療はβブロッカー、カルシウム拮抗薬、ジギタリス、カテーテルアブレーション、ワーファリンという部分を覚えた人は覚えるべきところが違います。

今回覚えるべきところは、「病態:心房の至るところで心筋が興奮している状態。」という部分です。これさえ覚えていれば、心電図や治療は自分で考えることができます。

※詳しくは心房細動の心電図をご覧ください。

逆に心電図と治療のの部分を意味も考えず覚えようとしても、量が多いし、単語の羅列なので覚えにくいし、応用が効きません。

このように、どこを覚えるかというのは非常に大切なことです。大事な部分のみを覚えることができれば、覚える量を減らすことができかつ応用力を増やすことができます。

もし、一生懸命勉強しているのに思うように成績が伸びない方はこの覚えるべき内容を間違っている可能性が高いです。

 

成績の良くない人の特徴4:復習しない、覚えない

現代の日本において、多くの試験で大切なのは暗記です。医師国家試験も基本的に暗記が大切です。最近の国試は応用力を試す問題も増えてきましたが、それでも暗記が重要になってきます。ですので、いくらその時は理解しても暗記しないと国試には受かりません。

暗記するには何度も何度も復習するしかありません。成績の良くない方は復習が足りない方が多いです。

 

以上、成績の良くない人の特徴を述べました。成績を良くしたければこれと逆のことをすればよいです。

 

成績を良くするための方法1:勉強時間を多くする

勉強時間を多くするのは必須です。しかし、一人で勉強しているとサボってしまうのが人間です。ですので、何らかの強制力が必要となってきます。例えば友達と勉強会を開いたり、もしくは勉強時間を教えあったりするだけでも効果があります。しかし、既卒生だとなかなか難しいかもしれません。その場合は予備校に通うのがよいです。

 

成績を良くするための方法2: 教科書を買う、読む

教科書を持っていない方は必ず買いましょう。そして、覚えられない部分は何度も何度も読みましょう。

ただ注意してほしいのは自分では一生懸命読んでいるつもりでも、合格するためには量が足りていないことがあります。どの位の量を読めば十分かは成績の良い人に聴くのが一番です。

 

成績を良くするための方法3:覚えるべきところを覚える

本を一生懸命読んでも覚えるべきところを間違っては意味がありません。適切な部分をしっかり覚える必要があります。正直、成績の悪い人はどこが覚えるべきところかを判断するのが苦手な方が多いです。ですので、成績の良い人に確認するのがよいです。

 

成績を良くするための方法4:復習する、覚える

成績を上げるためには何度も復習し、きちんと覚えることが不可欠です。ただ、自分では覚えているつもりでも、実際は覚えていないということが多々あります。こちらも誰かに確認してもらうのが一番です。

以上、成績を良くするための方法を述べました。これを実践すれば成績は良くなります。しかし、国試に落ちてしまった方は自分では意識しているつもりでも、実際には実践できていないことが多いです。

ではどうすればいいのか?

それは何度か説明してきましたが、成績の良い人からフィードバックを受けることです。身近に成績の良い人がいればその方から受けるのがよいです。ただ、なかなか身近にそういう人がいないのが現状でしょう。

その場合は国試予備校に通うのが一番です。もちろん、料金は高くなりますが、その分価値はあります。ここで忘れてはいけないのは、国試予備校に通う目的はフィードバックを受けるということです。生講義を聴くことではありません。

ただ講義を聴くだけなら生講義もネット講座も変わりありません。むしろ、ネット講座は早送りや巻き戻しができる分生講義より優れているかもしれません。

ですので、ただ予備校に通い、生講義を聴き、授業が終わった後すぐに帰宅しては意味がありません。授業が終わった後、講師に質問したり、勉強の仕方を相談するする必要があります。これをするために予備校は存在するのです。

中には金銭的な都合でどうしても予備校に通うのが難しい人もいるかもしれませんが、可能な方はできるだけ予備校に通うことをお勧めします。

※予備校によっては費用の全額サポートや後払い制度があるところがありますので、調べてみるといいです。

TECOM

MEC

MAC

私が知る限り、現在存在する予備校は上記3校です。この予備校の中でどの予備校がいいのが次回考えてみたいと思います。

正しい医師国家試験予備校の選び方