多発性骨髄腫でβ2ミクログロブリンが上がる理由 〜尿中ではなく血清〜

コウメイ(@kokusigokaku):多発性骨髄腫について質問をいただきました。

読者からの質問

多発性骨髄腫瘍について質問です。尿中β2ミクログロブリンが上昇するのは尿細管での再吸収低下が原因でしょうか。

血中β2ミクログロブリンが上昇するのは、腫瘍細胞によるβ2産生増加が原因でしょうか。

 

多発性骨髄腫では血清β2ミクログロブリンが上昇

多発性骨髄腫では血清のβ2ミクログロブリンが上昇するのはよく出題されます。「血」であり「尿」ではありません。

β2ミクログロブリンは主にリンパ球に存在するタンパクです。 一定量がリンパ球から血中に移動し平衡を保っています。一部は糸球体でろ過され99%が近位尿細管で再吸収されます。

よって、リンパ球が増える多発性骨髄腫では血中のβ2ミクログロブリンが上がります。

多発性骨髄腫で尿中β2ミクログロブリンはどうなるか?

多発性骨髄腫で尿中β2ミクログロブリンがどうなるかは正直分かりません。教科書や文献では参考になるのを見つけることはできませんでした。

ただ、尿中のβ2ミクログロブリンがどうなるかという問題は国試にはでません。深入りしすぎるより他の勉強をしたほうがいいです。国試の勉強はバランスが大切です。浅すぎるのはもちろんダメですが、深すぎるのもダメです。国試まで勉強が終わりません。ほどほどのところで区切りをつけるようにしましょう。