腎嚢胞と水腎症の見分けるポイント:場所が重要です。

最終確認日:2017/07/29 最終更新日:2017/07/29

コウメイ:読者の方から「腎嚢胞と水腎症の見分け方」について質問をいただきましたので回答します。まずは質問を見てみましょう。

読者からの質問

造影CTでの腎嚢胞と水腎症の区別が分かりません。両者とも造影効果なしで低吸収だと思います。腎嚢胞は辺縁整の円形に写り、水腎症は辺縁に凹凸があることで見分けるのだろうかと思いました。

 

コウメイ:見分けるポイントはずばり”場所”です。

腎の解剖

腎をめちゃくちゃ簡単に分類すると腎実質と腎盂・腎杯からなります。実質は外側に、腎盂・腎杯は内側にあります。

腎の解剖

腎嚢胞は外側

腎嚢胞とは実質に液体がたまった状態です。実質なので病変部位は外側です。

腎嚢胞

水腎症は内側

水腎症とは腎盂・腎杯に尿がたまった状態です。腎盂・腎杯なので内側です。

水腎症

図から分かるように腎嚢胞と水腎症では病変の場所が違います。腎嚢胞は外側に水腎症は内側にできます。中にはどっちか迷うものもありますが、そんなのは国試にはでません。学生のうちは典型例を覚えるようにしましょう。

 今回は以上で終わりです。お疲れ様でした(^_^)