蝶形紅斑の鑑別 〜SLEと伝染性紅斑との違い〜

コウメイ(@kokusigokaku):読者の方から蝶形紅斑について質問をいただきました。

読者からの質問

ネット講座で、伝染性紅斑では蝶形紅斑が見られると説明していました。蝶形紅斑の定義は鼻でつながっているものであると思っていましたが、伝染性紅斑ではつながっていません。 蝶形紅斑の定義やみられる疾患について教えていただけませんか?

 

蝶形紅斑の定義

まず、蝶形紅斑の定義ですが、

頬の両側に見られる蝶が羽を開いたような赤い発疹

が一般的かと思います。どの程度なら「蝶が羽を開いたような」とい細かい決まりはおそらくないと思います。

鼻でつながるかどうかは蝶形紅斑の定義には関係ないでしょう。

全身性エリテマトーデス(SLE)の蝶形紅斑の特徴

SLEの蝶形紅斑は鼻でつながっているのが特徴とされています。

ただし、過去の医師国家試験を見てみると、SLEの症例でもはっきりと鼻でつながっていないこともあり、鼻でつながっていないからといってSLEを否定することはできないと思います。

108B48【SLEの蝶形紅斑】
画像:第108回医師国家試験B48(SLE)

逆に鼻でつながっていれば伝染性紅斑の可能性は低いでしょう。

蝶形紅斑の鑑別診断

蝶形紅斑の鑑別はステップ皮膚科学に詳しく載っていますので確認するとよいです。
※たくさん載っていますが丸暗記する必要はありません。