コウメイ:今回はネット講座について説明していきます。
1)ネット講座は時間を節約できる
まず、ネット講座が必要かどうかについて考えてみます。必要な知識を得ることだけ考えればネット講座は必要ありません。教科書と過去問だけあれば必要な知識は十分得ることができます。
ではなぜネット講座が存在するのか?
それは時間を圧倒的に節約できるからです。国試合格に必要な知識を100としましょう。その100の知識を得るために教科書と過去問だけで勉強していたら2年かかるかもしれません。3年かかる人もいるでしょう。それを1年とか半年にしてくれるのがネット講座です。
個人的には非常に有用なサービスだと思っているので特別な理由がない限り受講することをオススメします。たまにケチって受講しない人がいますが特にメリットはありません。むしろ100の知識を得るために2年とか3年かかる可能性があり、その分医師になる年数がどんどん遅くなります。
医師になることができたら受講料なんてすぐにpayできます。お金が勿体ないからという理由だけで受講しないのはやめましょう。
2)一つの予備校をきちんと受講すれば合格できる
予備校はいくつかあるのでどの予備校を選ぶか迷うと思います。結論から言うとどこでもきちんと受講すれば受かります。受からない人はきちんと見ていないことが多いです。1回だけなんとなく見たとか、そもそも時間がなく見ていないとかです。
どこかのネット講座は受講した方がよいですが、複数の予備校をとるのはお勧めしません。ひとつの予備校でさえ全ての講座を見ることができない人がいるのに、複数の予備校の講座をきちんと見ることはほぼ不可能です。
繰り返しになりますが、1回見ただけではあまり勉強になりません。少なくとも2回、できるなら3回は見たほうがいいです。そのためにはひとつの予備校に絞るべきです。
3)本気で受かりたければ3周するのがお勧め
医師国家試験に本気で受かりたければ3周することをお勧めします。それぞれ目的を持って受講することが大切です。私は以下のようにしていました。
1周目
全体像をつかむことが目的です。あまり細かいことは気にせずとりあえず見てみましょう。もちろん気になったところはメモしたり教科書で調べたりしましすが、全てを板書したり深くまで突っ込むような勉強はこの段階ではしなくていいです。
2周目
95%位は理解するつもりで見ます(95%を暗記しようとするとつらいので、理解すればよいです。)。大変そうに思えますが、1周目で基本的な知識は身についているので比較的スムーズに見ることができます。今回も全てを板書する必要はありません。大事なところ、覚えていなかったところを自分の言葉でまとめましょう。
3周目
復習や細かい知識の確認が目的です。ほとんどの内容は理解できているので非常にスムーズに見ることができます。2周でも国試に受かるレベルになっているかもしれませんが、絶対に受かりたい人は3周した方がいいです。
最後に繰り返しになりますが、ネット講座を利用しないのはデメリットの方が大きいです。もし受講していない方は今からでもいいので受講することをお勧めします。
※2018年11月時点では、ネット講座は基本的に2周して、3周はしないかわりに教科書を読んだ方がより効率がよいと思うようになりました。今後、別記事として書く予定です。