脂肪肝でコリンエステラーゼが上がる理由

最終確認日:2017/07/25 最終更新日:2017/07/25

コウメイ:読者の方より「コリンエステラーゼの上がる疾患」について質問をいただきました。まずは質問を見てみましょう。

読者からの質問

脂肪肝ではなぜコリンエステラーゼが上昇するのですか?他にコリンエステラーゼが上昇する疾患として、

  1. 肥満
  2. ネフローゼ症候群
  3. 甲状腺機能亢進症
  4. 喘息
  5. 糖尿

などありますがこれらの疾患でなぜ上がるかよく分かりません。

 

コウメイ:コリンエステラーゼについては以前解説したことがありますのでまずはこちらをご覧ください。
肝硬変 | 血糖値はどうなる?

解説した通り、コリンエステラーゼはエステルを分解します。脂肪もエステルのひとつであるのがポイントです。

 

脂肪が多いとコリンエステラーゼは上がる

脂肪を分解するのがコリンエステラーゼの働きのひとつなので、脂肪が多いとコリンエステラーゼは多くなります。 それでは具体的に以下の状態でどうなるか考えてみましょう。

肥満

脂肪が多いので当然コリンエステラーゼは上がります。 

ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群ではコレステロールや中性脂肪が増えます。どちらもエステルを持ちますのでコリンエステラーゼは上がります。

※ネフローゼでコレステロールや中性脂肪があがる機序はこちらで詳しく解説しています。
肝臓での合成 | コレステロール、トランスフェリンの調節

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症では代謝が活発になっていますね。代謝が活発ということは酵素がよく働いている、つまり量が多いということです。酵素のひとつであるコリンエステラーゼも量が多くなります。

喘息

よく分かっていないと思うので、とりあえず覚えておきましょう。

糖尿病

糖尿病の多くは肥満が原因ですね。コリンエステラーゼが上がる理由は前述した通りです。

 

以上で解説は終わりです。「喘息」だけがわかりづらいですが、その他はイメージしやすいかと思います。今回は以上で終わりです。お疲れ様でした(^_^)