『これだけ心電図』レビュー【愛媛大学6年生】

コウメイ:本ブログの読者の方に『これだけ心電図』をレビューしていただきました。買おうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
プレゼント企画が元になっております。簡単に言えば献本させていただきレビューをお願いしました。正直に感想を教えていただくようお伝えしましたが、このような状況で本書を酷評する方はいないと思いますので、そこは差し引いてご覧ください。
※レビューふまえ、最後にタメになることを書きます。

目次

1)愛媛大学6年生からのレビュー

1)まずは率直な感想を教えてください。

読みやすかったです。

2)今までに心電図はどのように勉強しましたか?

  • 心電図を解説した本(レジデント向け、学生向けのもの)を読む
  • 成績の良い友達に解説してもらう
  • 実習の担当症例の心電図を、指導医に教えてもらう

3)読むのにかかった時間を教えてください。

10日間(1~3章を1日で、4~9章は1日1章ずつ、途中で読まない日が数日あった)。

4)医大生にとって理解できる内容でしたか?

はい。

5)一番お勧めのページがあれば教えてください。

p114(心筋梗塞の時間経過による波形の変化)、p129(後壁梗塞のミラーイメージ)。

6)読む前と読んだ後で心電図の印象に変化があれば教えてください。

今までキーワードでしか知らなかった事柄の理解が深まった。

7)本書以外に心電図の本は持っていますか?また、その本を最後まで通読できたかも教えてください。

「看護の現場ですぐに役立つモニター心電図」

3年次の内科の試験前に買いました。2~3日で通読しました。授業では、基本的なものから、複雑で珍しい疾患のものまでいっぺんに学んだのですが、この本では臨床の場において重要度の高いものから段階別で解説されていたので、順序立てて勉強を始めることができました。ですが、試験対策の範囲をすべてカバーされてはいなかったので、もう少し詳しく、幅広い事柄を扱っている心電図の本が欲しいなあとも思いました。

8)その他、何でも構いませんので感想をお願いします。

心電図の本は、図書館でも何冊か借りていましたが、どれも最後まで読み切れずにいました。他の本を読んでも、自分が疑問に思っている点、理解できない点を解決できず、途中であきらめてしまっていました。

お恥ずかしい話ですが、私は「Q波、R波、S波」の正確な定義を知りませんでした。p105でその解説からしてもらったので、理解が深まりました。また、ST上昇についても、何となくぱっと見の形でしか今まで認識していなかったので、p115の解説でようやく理解できました。今までの本にも同じ内容は書かれていたのかもしれませんが、大概はそこに行きつくまでの細かい話で挫折してしまっていました。

脚ブロックも、今まではパターン認識で「この形なら何ブロック」というのを丸覚えしていましたが、p171で解説されて、心電図の理屈がわかりました。といっても、この辺が私には複雑に思えて、文章は理解できても知識が定着したとはまだ言えないので、繰り返し読みたいと思います。

この本は、レビューを書くというハードルを設けていただいたおかげで、自分としては短期間で一気に読み切ることができました。今まで自分が納得できていなかった部分をこの本は納得させてくれたので、それをちゃんと自分の知識にできるまで、繰り返し読もうと思います。

2)最後にコウメイから一言

コウメイ:参考書で大事なのは読み切ることができるかどうかです。本書は研修医向けですが、6年生でも読み切ることがでます。「モニター心電図」は看護師さん向けなので、医大生が勉強すべき範囲を全て網羅してはおりません。ただし、1冊目として読んでいただければその後の学習がスムーズになると思います。

QRS波の定義やST上昇のきちんとした判別の仕方はあいまいになっている方が多いです。心電図に限りませんが、何か勉強するときにきちんとした定義を確認することは非常に重要です。

締切(レビューには締切を設けさせていただきました)というのは何かを効率的に行う上で一定の効果を持ちます。普段の勉強にも自分なりの締切を定めるとよいです。しかし、自分で作った締切はあまり守ろうとしません。他人に締切を作ってもらうのがベターです。

勉強するときに繰り返し読むことは非常に重要です。ただし、つまらない(自分に合わない)参考書を繰り返し読むことほど苦痛なことはありません。心電図以外の勉強でもお気に入りの参考書を見つけ繰り返し読んでいただければと思います。

お忙しい中、本当にありがとうございました。読者の皆様もぜひ『これだけ心電図』で勉強していただければ幸いです。

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