医師国家試験合格体験記【福島貴郁先生】

コウメイ:第107回医師国家試験に合格された福島貴郁先生から後輩の皆さんへメッセージがありますのでご覧ください。

僕が先生のブログを見つけたのは本当にたまたまで、”医師国家試験に合格したい方は”っていうバナーをクリックしたのが初めでした。12月ごろに見始めさせていただいたのですが、臨床に立って説明がなされていたり、実際国家試験向けの教科書ではあまり触れられていないところを説明してくださっているところが非常に良かったです。

特に印象的だったのは精神科のテストの画像ですかね。イメージがつかみにくい上に多種多様な試験があってごちゃごちゃになってたんですが、すごくわかりやすかったです。

あとは、新しいホームページにも書かれていましたが、どんなことでも質問していいと言ってくださって、またお忙しい中質問や相談にも即座に対応してくださったので、本当に助かりました。質問の中では、テコム模試のレポドパの副作用ですね、あれは本当に誰もわからないし、教科書やネットにもなくてもやもやしていたんですが、教えていただいてすっきりしました。

僕の勉強方法は、5年生は気が向いた時にQBを解き、6年生に入った頃からテコムのセレクトを聞いてました。ただ、ダメだったなと思っているのは、聞きっぱなしというか聞くことが目標になっていて、これだけ聞いたから大丈夫とかちゃんと勉強しているって気になっていたのがいけなかったなと思います。やはり問題を何度も解かないと頭に入っていないなって思います。

理想としてはセレクト聞きながら問題も解くって感じです。公衆衛生は好きなのもあって11月くらいに卒業試験の合間を縫って一気にやりました。

もし、12月になって全然成績が上がってこなかったらですが、僕の場合はテコムのターゲット、MECの直前講座を必死でやることと、セレクトの問題を解き直してました。

あとは1月になって僕の勉強会では毎週金土日に国家試験の過去問を解く(過去三回分)っていう習慣にしていました。これはよかったんですが、もっと前にそれ以前の問題を解いたほうがよかったなと思います。そこまで時間がなかったです。6年入って時間があると思いきや、卒業試験に追われて気づいたら12月とかでした。

今回の試験では、糖尿病と結核に関する問題が非常に多いということ、そしてショックの問題では106回と違い輸液やバイタル測定を行った後何をするかという方向にシフトしていたということが僕の中で印象的でした。公衆衛生は非常に基本的な問題ばかりでしたが。

予備校で教えてもらえる知識はもちろん大事なんですが、きちんと勉強会を組んで、研修医になって診そうな疾患をちょっと深めに勉強するのが来年にもつながるのではないかと思います。

また、先生がおっしゃるように必修は別に対策を取らないでいいと思いますが、必修の過去問を解いて常識的な問題が取れなかったらちょっと対策したほうがいいのかなとも思います。最終的に本番では一般臨床よりも必修の8割っていう壁がかなりのプレッシャーになったので・・・。

最後にひとつ言いたいのは、一人でやらないことです。僕は5人の勉強会で成績上位が2人、普通が1人、僕と同じくらいの人、僕という構成でしたが、成績上位でも僕が知ってて彼らが知らないこともあるし(たまには)、国試本番でも最後まで助けてもらいました。結果全員国試に合格しました。

全員にコウメイ先生のブログ紹介して、勉強の一部にさせていただいたのが大きいかとも思いますが。偏差値30切ってる2人が受かるのは結構稀かもしれないですね・・・。

あとは勉強期間が長いので、たまには息抜きも大事かなと思います。先生は年末に今遊ばず、あともう少し頑張って受かって遊ぼうっておっしゃられてましたが。僕は勉強会のメンバーに1月になっても息抜こうっていわれて、切羽詰ってましたが、メリハリつけて息抜きやってました。

ずっと遊ぶのはいけませんが、朝からずっとやって夜9時とかに切り上げて飲むとかですね。普段は朝8時~夜10時が基本で、家帰ったらすぐ風呂入ってちょっとニュースとか見て寝てました。人によるかもしれませんが、僕はそれがないと潰れてたかもしれません。そういったメンバーに出会えたのが一番よかったですが。

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