イヤーノートの正しい使い方【2018年バージョン】。病棟ですぐに調べよう。

コウメイ:2013年に「year note(イヤーノート)は買うべきか?」という記事を書きました。簡単にまとめると以下のようになります。

  • 病態を理解していない状態で読むのもではない
  • 買わなくてもよい

前者は今でも変わりませが、後者は「買ったほうがいいかも」という考えに変わりつつありますので説明していきたいと思います。

スマホで調べる時代

2013年と2018年の大きな違いはスマホの普及です。2013年当時もスマホがありましたが今ほどは普及していませんでした。現在はほぼ全員がスマホを持っているのではないでしょうか。

私も仕事中持ち歩いており、分からないことがあればすぐに調べます。すぐに調べるという行為は非常に大切です。学生を指導していると何も調べるもの(マニュアルまど)を持たずに無防備で病棟に来ることがあるのですが、分からないことがあったらどうするもりなのでしょうか?

おそらく、「とりあえずどんなことをしているか見てればいいや」と思っているのだと思いますが、あまりお勧めはしません。医師国家試験に合格したとして、実際に臨床をすると分からないこと、もしくは忘れてしまうことが多々あります。その都度確認して診療にあたります。

学生は間違えが許される立場にあります。この時期に、「分からないことがある→調べる→間違う→訂正してもらう→正しい医療行為を身につける」という練習をしないと、研修医になってから「分からないことがある→調べる→間違った医療行為を行う」ということをやってしまう可能性があります。ぜひ今のうちに練習しておきましょう。

各科のマニュアルを揃えるのがbetterだが・・

分からないことがあればすぐに調べることの大切さは分かりました。では、何で調べればいいのでしょうか?

内容によってはgoogleを利用することもありですが、基本的には各科のマニュアルが適切でしょう。ただし、学生が各科のマニュアルを揃えるのは金銭的に難しいと思います。そこで、現実的なものとしては各科の知識が一通り載っているイヤーノートになります。

2013年はおそらくスマホ版のイヤーノートはなく紙媒体だけでした。あれを病棟などで持ち歩くのは大変でありそこまで価値を感じていませんでした。しかし、スマホのアプリが出てからは、特に学生にとってはよいものと思うようになりました。ぜひスマホに入れて、分からないことがあればすぐに調べることをお勧めします。

病態生理は教科書で勉強する

念のために確認です。冒頭でも説明しましたが、イヤーノートは病態を理解していない状態で使うものではありません。あくまで、忘れた場合に確認用として利用するものです。例えば

「SLEについては教科書で勉強済み。でも、11個の診断基準のうち1個を忘れてしまった。確認しよう。」

というのがよい利用の仕方です。逆に、

「今日はネット講座で初めてSLEを勉強した。よく分からない部分があったからイヤーノートで調べてみよう。」

というのはよくない利用の仕方ですので、しないようにしましょう。

自宅、自習室で調べる場合

今までの説明は病棟の場合です。自宅や大学の自習室など紙の本を置く場所がある場合は紙媒体の方が優れていると思います。こちらについては別記事にする予定です。

以上、2013年と2018年ではイヤーノートに対する考えが変わったという話でした。別にイヤーノートでなくてもいいのですが、病棟実習の際は何かしらマニュアルなどを携帯し分からないことがあればすぐに調べられるようにしておくことをお勧めします。