ロタウイルス感染症

最終確認日:2017/07/28 最終更新日:2017/07/28

コウメイ:今回から数回に渡り、YO先生に小児科について教えていただきます。本日はロタウイルスについてです。

 

YO:今月は小児科の一般問題を説明していきます。小児科は範囲が広いですが、マニアックな問題は学生には出しません。基本的な事項を少し深く問う問題(成長発達の詳しい問題やダウン症の詳しい問題)、もしくは、よく分からなくても常識で答えられる問題です。

ですので、この時期はまずは常識を持つことが大切です。例えばこのような問題です。

第108回医師国家試験I14

ロタウイルス感染症で正しいのはどれか。

  1. 発熱は伴わない
  2. 多くは血便を伴う
  3. 初冬から早春に多い
  4. 有効な予防接種がない
  5. 好発年齢は10歳ごろである

 

YO:ロタウイルスってどんなイメージでしょうか?基本的には

  • 乳幼児の感染症で冬に起こりやすいこと
  • 大量の下痢による脱水症で死ぬ可能性があること
  • 感染力が強いこと

が特徴です。感染症なんだから熱がでることは容易に想像できます。

唯一迷うかもしれないのは予防接種ですが、これは最近、ロタリックスロタテックというワクチンが出ました。任意接種ですが有効性はあるようです。ということで答えはcです。
※注射ではなく内服です。

ロタリックス   

ロタテック

 

ちなみに、ロタウイスル感染症は下痢などの排泄物から他のヒトに感染するので、入院する場合は隔離が必要です。

以上でロタウイスルの説明は終わりです。小児科はこういう風に常識を聞いていることも多くあります。次回は、乳幼児突然死症候群について勉強していきます。