骨の形成が上手くいかないはずのくる病でALPが上がる理由 〜骨芽細胞、Ⅰ型コラーゲン〜

コウメイ(@kokusigokaku):くる病でALPが上がる理由について質問をいただいてので回答します。

読者からの質問
くる病は骨の成長が阻害されるのに、なぜ骨形成マーカーであるALPが上昇するのですか?

 

ALPを骨形成マーカーと短絡的に考えるとよく理解できません。

目次

骨形成はⅠ型コラーゲン、Ca、Pが必要

まずは基本的な事項の確認です。骨の形成にはⅠ型コラーゲン、Ca、Pが必要です。Ⅰ型コラーゲンが骨の骨格となり、そこにCa、Pが結合します。Ⅰ型コラーゲンは骨芽細胞で作られ、骨芽細胞からはALP(特に3型)が放出されます。

くる病は常に骨芽細胞が働き続けている

くる病ではCaとPが不足する病気です。骨の形成が上手くいきません。すると骨芽細胞が増加します。しかし、CaとPは不足したままなので骨の形成は上手くいきません。骨芽細胞はより増加します。

よって、骨芽細胞から放出されるALPが多くなります。

以下の記事も参考になります。

[kanren2 postid=”8239″]

目次