紫斑ってそもそも何?

最終確認日:2017/07/28 最終更新日:2017/07/28

コウメイ:今回は紫斑を題材に、きちんとした勉強の仕方を考えていきたいと思います。まずは問題を見てみましょう。

第106回医師国家試験F25

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紫斑とは

学生C:簡単ですよ。硝子圧法で消えないので紫斑です。 次の問題に行きましょう!!

 

コウメイ:紫斑で正解ですが、次の問題に行ってはいけません。そもそも紫斑って何ですか?

 

学生C:硝子圧法で消えないのが紫斑です。ちなにみ、硝子圧法で消えるのが紅班です。僕は天才なので何でも知っていますよ!!

 

コウメイ:確かに硝子圧法で消えないのが紫斑で、消えるのが紅班ですが、それは本質ではありません。そもそも、紫斑、紅班とは何かというのを理解しましょう。分からない方はこちらをご覧ください(MACの東田先生です)。

 

紫斑と判定できても・・

ここからが重要です。この問題はただ紫斑を選ばせる問題ですが、紫斑を紫斑と判断しただけでは意味がありません。それだけの知識ではこのようになってしまいます。

学生C君と患者さんとの会話

患者:何か足に紫のものができたんですが。

 

学生C:それは硝子圧法で消えないので紫斑です。なぜ消えないかと言うと血液が血管の外に漏れているからなんですよ!!

 

患者:血液が漏れているんですか。大変ですね。どうすればいいのですか?

 

学生C:どうすればいいか・・。ん〜〜〜、

 

患者:それを知りに来たんだけど・・。

 

コウメイ:このように、紫斑を紫斑としか判断できないと意味がありません。もう少し深く勉強してみましょう。

 

紫斑の鑑別

紫斑はどのような病気で起こるか、つまりその原因を知るのが大切です。紫斑を起こす病気には以下の様なものがあります。

  • 老人性紫斑
  • 慢性色素性紫斑
  • 単純性紫斑
  • アナフィラクトイド紫斑
  • 血小板減少性紫斑病

さて、本患者はこのどれでしょうか?それともこれら以外でしょうか?治療はどうしましょうか?皮膚科の教科書で特徴を確認してみてください。

今回は以上で終わりです。お疲れ様でした(^_^)