【画像あり】眼科の点状表層角膜症(SPK)とはどのような所見なのか? 【106I56】

コウメイ(@kokusigokaku):今回は眼科の問題です。選択肢は文字ですが、実際の症状がイメージできますか?

第106回医師国家試験I56

20歳の男性。右眼を開けれれないことを主訴に来院した。今朝、起床時に右の開瞼が困難であることに気付き、その後も改善しないため受診した。10日前から、同居の弟の両眼に同様の症状がみられているという。体温36.2℃。流涙を認める。

医師国家試験106I56A 医師国家試験106I56B

この疾患で見られないのはどれか。

  1. 眼脂
  2. 偽膜形成
  3. 虹彩毛様体炎
  4. 点状表層角膜症
  5. 耳前リンパ節の圧痛
答え(クリック)

c

 

診断は流行性角結膜炎です。この病気で見られないのはcの虹彩毛様体炎ですが、眼科の所見はイメージしづらいものが多いです。1つずつ確認していきましょう。

偽膜

bの偽膜です。白いやつがそうです。

偽膜

虹彩毛様体炎

cの虹彩毛様体炎です。虹彩毛様体炎は色々な症状の出方がありますが、前房蓄膿が有名ですね。

前房蓄膿

点状表層角膜症(SPK)

dの点状表層角膜症です。緑色に光っている小さな点全てがそうです。

点状表層角膜症(SPK)

これは肉眼では見ることができません。まずは下眼瞼にフルオレセインという蛍光色素をつけ瞬きしてもらいます。

フルオレセイン_点状表層角膜症、SPK_
画像:https://www.ayumi-pharma.com/medical/commons/drug/product/photo/m_p31.php

正常な眼には付かないのですが、角膜に小さな傷があるとフルオレセインがそこにたまります。その後、細隙灯顕微鏡で青い光を当てると上のように傷の部分が黄色に見えます。

以上で解説は終わりですが、実際の画像を見ると記憶に残りやすく勉強も楽しいものになるでしょう。時間的な制約で全ての問題で画像を確認するのは大変ですが、できるだけ多くの画像を見ておいたほうがいいです。ぜひ本ブログをご活用ください。