エンテロウイルスの謎【第2回】 | ヘルパンギーナ~髄膜炎

最終確認日:2017/07/27 最終更新日:2017/07/27

コウメイ:全4回にわたりエンテロウイルスを特集していきます。今回は第2回目です。

研エンテロウイルスの謎:全4回

 

前回はエンテロウイルスの名前の由来について説明しましたが今回はどんな病気を引き起こすか説明していきます。もう一度問題を見てみましょう。

第100回医師国家試験B69

発疹がみられる小児のウイルス感染症はどれか。

  1. RSウイルス
  2. ロタウイスル
  3. ムンプスウイルス
  4. エンテロウイルス
  5. インフルエンザウイルス

 

コウメイ:正解は当然、dのエンテロウイルスです。

 

学生B:分かりました。覚えます。 「エンテロウイルスは発疹が見られる。」よしっ、覚えたぞ!!

 

コウメイ:何度も言いますが、丸暗記はダメです。もう少し深く考えてみましょう。そもそも”出題者がなぜこの問題を出したか?”について考えてみましょう。2つ理由があると思います。

 

エンテロウイルスは色々な症状をひきおこす。

エンテロウイルスは色々な症状を引き起こします。例えば、手足口病、ヘルパンギーナなどがそうです。

ヘルパンギーナの写真

※ヘルパンギーナ

一見すると全く異なる病気です。しかし、これらはどちらもエンテロウイルスが原因なんです。ですので、単純に問題に出しやすいというのはあると思います。

 

髄膜炎や脳炎、心筋炎を引き起こす。

エンテロウイルスは髄膜炎、脳炎、心筋炎なども引き起こすことがあります。これらは致死的です。専門施設での治療が必要です。

ここまで説明すると、出題者が受験者にどのようなメッセージを伝えたかったが分かりますね?答えは次回説明します。
エンテロウイルスの謎 | 出題者のメッセージ