【第2回】エンテロウイルスについて詳しく知る 〜 ヘルパンギーナと髄膜炎〜

コウメイ(@kokusigokaku):全4回にわたりエンテロウイルスを特集していきます。今回は第2回目です。

エンテロウイルスについて詳しく知る:全4回

 

前回はエンテロウイルスの名前の由来について説明しましたが今回はどんな病気を引き起こすか説明していきます。もう一度問題を見てみましょう。

第100回医師国家試験B69

発疹がみられる小児のウイルス感染症はどれか。

  1. RSウイルス
  2. ロタウイスル
  3. ムンプスウイルス
  4. エンテロウイルス
  5. インフルエンザウイルス
答え(クリック)

d

 

正解は当然、dのエンテロウイルスです。いつも言っていますが、以下のような丸暗記はダメです。

エンテロウイルスは発疹が見られる。エンテロウイルスは発疹が見られる。エンテロウイルスは発疹が見られる。

もう少し深く考えてみましょう。そもそも出題者がなぜこの問題を出したのでしょうか?2つ理由があると思います。

エンテロウイルスが引き起こす疾患

1) 手足口病、ヘルパンギーナ

エンテロウイルスは色々な症状を引き起こします。例えば、手足口病、ヘルパンギーナなどがそうです。

ヘルパンギーナの写真
※ヘルパンギーナ

一見すると異なる病気のようですが、どちらもエンテロウイルスが原因です。ですので、単純に問題に出しやすいというのはあると思います。

2) 髄膜炎、脳炎、心筋炎

エンテロウイルスは髄膜炎、脳炎、心筋炎なども引き起こすことがあります。これらは比較的重症です。専門施設での治療が必要です。

ここまで説明すると、出題者が受験者にどのようなメッセージを伝えたかったが分かりますね?答えは次回説明します。

エンテロウイルスの画像

【第3回】エンテロウイルスについて詳しく知る 〜医師国家試験出題者のメッセージ〜

2013/04/25