一次妄想とは?

最終確認日:2017/07/25 最終更新日:2017/07/25

コウメイ:今回はYO先生に必修問題の解説をしていただきます。よろしくお願いします。

 

YO:よろしくお願いします。必修問題は80%以上とらなきゃいけないのでプレッシャーになるのですが、正しく理解すれば無理な問題は特になく、100%獲得することも可能です。

今回は精神科の問題を解説していきます。用語を正しく理解することが大事です。まずは問題を見てみましょう。第108回医師国家試験F-14の問題です。

第108回医師国家試験F14

【108F14】

第108回医師国家試験F-14

 

妄想とは

妄想はとは非合理かつ訂正不能な思い込みのことです。まったく根拠を持たないものが一次妄想、何かしらの経験と関わり合いがある妄想を二次妄想と言います。一次妄想について詳しく見ていきましょう。

 

一次妄想の分類

一次妄想は妄想気分、妄想知覚、妄想着想に分けられます。それぞれについて簡単に説明しますね。

妄想気分

いつもと何か違って不気味な感じがするものです。例えば、「世界が今にも破滅する」といった感じです。選択肢cの「いつもとは何か違って不気味な感じがする」というのはまさにこれに当たります。

妄想知覚

正常な知覚に特別な意味づけをします。例えば、机に消しゴムがあったのを見て、「社長が自分を殺しにくる」といった感じです。

妄想着想

ある考えが突然思い浮かぶことを言います。例えば、「自分は悪魔の生まれ変わりだ」といった感じです。

 

他の選択肢の説明

aは不安であり、d、eは別に妄想ではありません。bは思考奪取であり作為体験の一つです。妄想とは言いません。作為体験は他にもあるので、教科書で確認しておくといいです。

このように、精神科は正しい用語を理解することがきわめて大切です。用語集などをまとめてみるとよいでしょう。

今回は「妄想」について解説しました。次回は「頭痛」について勉強していきます。
片頭痛の診断【POUND】