原発性アルドステロン症で対側の副腎機能はどうなる?

最終確認日:2017/07/27 最終更新日:2017/07/27

コウメイ:読者の方より「原発性アルドステロン」について質問をいただいたので回答します。まずは質問を見てみましょう。

読者からの質問
原発性アルドステロン症で、ACTHの日内変動が保たれるのはなぜでしょうか。クッシング症候群では保たれなかったと思うのですが・・。また、対側の副腎機能が抑制されないのはなぜでしょうか。

 

原発性アルドステロン症

まずACTHの分泌は何によって調節(feedback)されているか調べてみてください。 アルドステロンはACTHの分泌には関与していないのが分かると思います。原発性アルドステロン症があるからといってACTHの分泌には関係ありません。

ACTHは日内変動があるのが普通(正常)です。

クッシング症候群はコルチゾールが増える病気です。コルチゾールはnegative feedbackによりACTHの分泌を抑制します。ACTHの日内変動は保たれません。ずっと低いままです。

 

対側の副腎機能が抑制されないか?

これは正直微妙な問題です。対側副腎のアルドステロン分泌は抑制されています。

  • これを副腎機能の抑制と表現しないのか?
  • 副腎機能とは何をあらわしているのか?

がポイントですね。

おそらく出題者は副腎機能をコルチゾールの分泌と考えているのではないでしょうか。

※アルドステロンよりはコルチゾールの方が重要な物質ですからね。

つまりクッシング症候群=対側副腎機能抑制と考えているのだと思います。だから、原発性アルドステロン症では対側副腎機能は抑制されないとしたのでしょう。正直これ以上はよく分かりません。

「こんな表現もあるんだ」この程度に思うことにとどめ、あまり深追いしないほうがいいと思います。もっと大事な問題はいっぱいありますのでそっちを優先しましょう。以上で解説は終わりです。