子宮腺筋症と子宮筋腫との見分け方【主訴編】

コウメイ(@kokusigokaku):全3回にわたり子宮腺筋症と子宮筋腫との見分け方について解説しています。今回は第3回目です。

子宮腺筋症と子宮筋腫との見分け方:全3回

第1回:子宮腺筋症と子宮筋腫との見分け方【問題編
第2回:子宮腺筋症と子宮筋腫との見分け方【MRI編
第3回:子宮腺筋症と子宮筋腫との見分け方【主訴編】

 

前回は子宮腺筋症と子宮筋腫とのMRIでの見分け方について解説しました。今回は主訴から子宮腺筋症と子宮筋腫とを見分ける方法について解説していきます。実はこちらの方が簡単に見分けることができます。

子宮腺筋症と子宮筋腫の主訴

子宮腺筋症と子宮筋腫の主訴(症状)はどのようなものが多いかわかりますか?それほど難しくないのでしっかり覚えましょう。

子宮腺筋症

異所性の子宮内膜が病気の本体です。子宮内膜なので月経痛が特徴です。

子宮筋

正常な筋肉は一定の方向にならんでいますが子宮筋腫の筋肉はバラバラです(錯綜配列と言います)。通常は月経のとき子宮が収縮することで血管が圧迫され出血が止まりますが、子宮筋腫では錯綜配列のためうまく収縮できません。その結果、なかなか出血が止まらず過多月経を起こします。

もちろん、子宮腺筋症で過多月経がおこることもありますし、子宮筋腫で月経痛が起こることもあります。しかし、大事なのは上記ですのでこれをしっかり覚えてください。国試でも明確に区別しているようです。

以上をふまえた上でもう一度問題を見てみましょう。画像がなくても解けます。

子宮腺筋症と子宮筋腫との見分け方【問題編】

2013.05.13

これで子宮腺筋症と子宮筋腫との見分け方は終わりです。MRI画像の見方、主訴の重要性について理解できたかと思います。