コウメイ:今回は妊娠高血圧の問題です。

 

この問題を通して皆さんが研修医になったとき気をつける

ポイントを考えていきたいと思います。

 

まずは問題を見てみましょう。

 

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【第107回医師国家試験D-13】

妊娠高血圧症候群に対して降圧薬として使用されるのはどれか。2つ選べ。

  1. 硝酸薬
  2. α-メチルドパ
  3. 塩酸ヒドララジン
  4. サイアザイド系利尿薬
  5. アンジオテンシン2受容体拮抗薬

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本物の薬を見てみましょう

学生C:bとcだと思います。過去問で見たことがあります。

 

 

コウメイ:bとcで正解です。

 

妊婦にはα-メチルドパと塩酸ヒドララジンを使用します。

名前だけ覚えても意味がないのでいつも通り本物を見てみましょう。

 

アルドメット (α-メチルドパ)

アプレゾリン  

 

 

出題者のメッセージ

コウメイ:次に、出題者は何を伝えたかったのか考えてみましょう。

 

 

学生C:妊婦にはα-メチルドパと塩酸ヒドララジンを使えってことじゃないんですか。

 

 

コウメイ:まぁ、そうですけど、それよりはその”逆”だと思うんです。

 

 

学生C:逆ですか?

 

 

コウメイ:普通、産婦人科医以外が妊婦を診察することはないので、

α-メチルドパや塩酸ヒドララジンを処方する機会ってないと思います。

 

ですので、投与すべき薬を覚えるよりは下手に妊婦を診察して、

サイアザイド系利尿薬やアンジオテンシン2受容体拮抗薬を処方

することのないようにということを伝えたかったんだと思います。

 

皆さんも研修医になりちょっと慣れた頃、妊婦に

「ちょっと血圧が高めですね。今はディオバンとかオルメテックという

いいお薬があるので出しておきますね」

ということはしないようお願いします。

※どちらも超有名なARBです。

ディオバン

オルメテック

 

 

学生C:分かりました。忘れないようにします。

 

 

コウメイ:降圧薬に限らず妊婦への処方は慎重にするようにしてください。

 

今回は以上で終わりです。お疲れ様でした(^_^)

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