コウメイ:英語の勉強の2回目です。

前回は、学生のうちから少しずつ英語を勉強した方がよい

というお話をしました。

 

今回はUpToDateについて解説します。

 

UpToDateとは?

皆さん、UpToDateって聞いたことありますか?

聞いたことくらいはある方が多いかもしれません。

 

UpToDateとはアメリカのWolters Kluwerという企業が運営している

電子教科書のことです。もっと、簡単に言うと、医学に特化した

googleみたいなものです。

 

どんなものか少し見てみましょう。

最初のページはこんな感じです。

UpToDateのホーム画面

 

ここに検索したい単語を入力します。

以前は英語のみでしたが、最近は日本語でも入力できます。

試しに「肺炎」といれてみます。

すると、肺炎に関するタイトルが表示されます。

UpToDateの肺炎検索

 

この中の読みたいタイトルをクリックすれば詳しい内容が表示されます。

 

 

最新の文献がまとまっている

内容は各科の専門の先生が、最新の文献をもとに

ある病気の診断や検査、治療法についてまとめてくれています。

 

文献を一から自分で探すとなるととても大変です。

例えば肺炎(Pneumonia)をPubMedで調べてみます。

 

すると、12万9254個もの文献が出てきました。

pneumonia_-_PubMed

 

これを読んでいたら時間がいくらあってもたりません。

この中から読むべき文献を厳選し、さらに診断や検査、治療法など

についてまとめてくれたサイトがUpTpDateなのです。

 

めちゃくちゃいいサイトじゃん!!

 

と思われるかもしれませんが、デメリットもあります。

 

 

UpToDateのデメリット

有料

このサイトはボランティアで作成しているわけではなく、

アメリカの企業が作成しているものです。

ですので、有料です。

 

学生なら199ドル/年、医者なら499ドル/年で利用できます。

ただし、大学や研修病院では病院単位で契約していることが

多いので、おそらく皆さんの大学のパソコンからアクセスできるはずです。

つまり、皆さんは無料で使用できます。

 

本文は英語

検索は日本語でできるのですが、本文は英語です。

先程の肺炎の画面の

「成人の外来患者における市中肺炎の治療」

をクリックするとこのような画面になります。

UpToDateの肺炎の内容

 

英語が苦手な方にとってはちょっとつらいです。

 

基本的な事項は知っている前提

このUpToDateというサイトは基本的に臨床医向けのサイトですので、

そもそも「肺炎とは何か?」のような説明事項はあまりありません。

ある程度病気(背景疑問)について知っている前提で、より良い

検査やより良い治療(前景疑問)について記載しております。

 

 

学生はUpToDateを使うべきか?

以上がUpToDateの内容です。全世界で使用されている非常に

有用なサイトですが、英語であるのと基本的な事項(背景疑問)に

ついては詳しく記載されていないので、学生向きではありません。

 

もちろん、UpToDateをどんどん読んでみたいという方は読んで

いただいたほうが良いのですが、国試に出てくる病気、例えば

 

・収縮性心内膜炎

・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症

・子宮内膜症

・Batter症候群

・糖尿病網膜症

 

を、そもそもどんな病気か知らない状態で

「せっかくだから世界標準のサイトで勉強しよう」

と思ってUpToDateを見ても何がなんだか分からないと思います。

 

多くの学生にとって、UpToDateはあまり必要ないんじゃないかと思います。

それより、日本語の教科書で勉強するほうが確実にタメになります。

 

医師になってからはUpToDateはかなり有用なサイトであるのは

間違いありません。しかし、前回も言いましたが医師になったからと

いって英語が読めるようになるわけではありません。

できれば学生のうちから少しずつ読むのがよいです。

 

という訳で、本ブログではUpToDateの中から、学生や国試でも

役に立つ内容を厳選して紹介しようと思っています。

それまで、しばしお待ち下さい。

 

今回は以上で終わりです。お疲れ様でした(^_^)

 

医大生のタメの英語の勉強2〜UpToDateとは?〜