【文字だけでな画像も確認しよう】糖尿病の合併症 〜Charcot関節、浮腫性硬化症、Dupuytren拘縮〜【107A6】

コウメイ(@kokusigokaku):今までブログで何度も説明しましたが、所見は文字だけ覚えても意味がありません。きちんと実物を確認するようにしましょう。例えば次のような問題です。

第107回医師国家試験A6

糖尿病の合併症でないのはどれか。

  1. 足趾壊疽
  2. 尋常性痤瘡
  3. Charcot関節
  4. 浮腫性硬化症
  5. Dupuytren拘縮
答え(クリック)

b

 

糖尿病の合併は

足趾壊疽、Charcot関節、浮腫性硬化、Dupuytren拘縮
足趾壊疽、Charcot関節、浮腫性硬化、Dupuytren拘縮
足趾壊疽、Charcot関節、浮腫性硬化、Dupuytren拘縮

このように、呪文のように唱えても意味がありません。きちんと実物を確認しましょう。

目次

Charcot関節

糖尿病が進むとあまり痛みを感じなくなります。人は痛みを感じると体勢を変えますが、本患者ではそれをしません。そのため関節が破壊され変形が起こります。
※潰瘍も見られますがCharcot関節とは直接関係はありません。

シャルコー関節

引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Diabetic_Charcot_Foot_Deformity.jpg

浮腫性硬化症

首周りが腫脹します。

浮腫性硬化症

引用:https://twmu-diabetes.jp/pdf/Section3.pdf

Dupuytren拘縮

手の内側に線維化が起こり、指が伸ばしにくくなります。

デュピュイトラン拘縮

引用:https://twmu-diabetes.jp/pdf/Section3.pdf

このようにきちんと画像で確認することが大切です。大変ですが毎日続けていきましょう。

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